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カテゴリ:社会
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情報銀行とデータポータビリティ ~あるいは「同意」という擬制の終わり~ リクルートキャリア社による就活生の内定辞退率予測データの販売が物議をかもしている。昨年3月に始めた求人企業向け情報サービス「リクナビDMPフォロー」を個人情報保護委員会が問題視し、今年7月初めに調査に...
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ポスト卒FIT時代がやってきた ~蓄電池、地域マイクログリッド、分散型モデル~ 先月の中旬、例年なら真夏の日差しがギンギンに照りつける頃、日本列島は東北の日本海側と北海道西部をのぞいて、いつ終わるとも知れない長梅雨に見舞われていた。九州から関西はたびたび集中豪雨に襲われ、関東甲信...
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すわ! ダイナミック・プライシング ~一物一価の時代は終わるのか~ 筆者は学生時代、帰省で郷里までの航空券を買うたび、料金の上がりぶりに憤ったものだった。「この時期に足もとを見て値上げするとは何事か。ほうっておいても客がくるときは安くして社会に還元して、客が少ないとき...
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食品ロスを減らすか、コンビニ会計を続けるか ~ポイント5%還元の狙いを深読みする~ 先月中旬から下旬にかけ、コンビニ各社が相次いで、消費期限が迫った弁当やおにぎりを買ったカード会員にポイントを通常の5倍還元する取り組みを始めると発表した。100円購入につき5円の、事実上の値引き販売で...
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「脱プラ」論の周辺 ~国の産業戦略の視点から~ 読者の中には、GW中は公園のバーベキューで、その前は花見で、使い捨てプラカップやプラフォークの世話になった人が多いのではないか。筆者も大いに世話になった。一日桜を愛で、楽しく飲み、食べ、さて解散となっ...
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ドローン大爆発 ~“目”がもたらす飛行ロボットの未来~ 今年2月下旬、楽天株式会社が中国のEC企業大手、京東(ジンドン)集団との提携を発表した。2016年から試験運用を続けてきたドローンによる無人配送システムに、京東のドローンとUGV(無人地上配送ロボット...
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非喫煙社会がやってくる ~受動喫煙防止法への対応を~ 私事で恐縮だが、そしてこのテーマに関しては私事から始めないとフェアでないと思うから書くのだが、筆者は昔喫煙者だった。といっても月1箱程度の、まっとうな喫煙者からは「君のタバコはどうでもいいタバコだね」...
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労働移民とNationalism ~改正入管法をめぐって~ 昨年12月8日、日本の転機になるかもしれない法案が成立した。「出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律」いわゆる改正入管法である。
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地域通貨が復活する ~電子化される価値、増える価値~ 大阪市から和歌山県、奈良県へのターミナル駅として知られるJR天王寺・近鉄阿部野橋駅界隈で、10月初日から今月の10日にかけてある社会実験が行われている。近鉄ホールディングスが「あべのハルカス」周辺エリ...
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伊東乾の「知の品格」 vol.13 抑止力の出どころ 「ヘイト」を笑う知の品格(2) (前回からの続き) 前回、スペイン・フットボール界での「バナナ」差別に触れました。こうなると日本国内でのサッカー人種差別に触れないわけには行かないでしょう。
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伊東乾の「知の品格」 vol.12 バナナを齧り飛ばせ!「ヘイト」を笑う知の品格(1) 今年の4月21日、スペイン・カタロニア州のバルセロナで起きた事件は「人種差別」を蹴散らす痛快な展開となり、ご記憶の方も居られるかと思います。 FCバルセロナに所属するブラジ
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伊東乾の「知の品格」 vol.11 学位の品位はどこに(9) (前回からの続き) 文系の実質的な最終学位だった「修士」 こうした湯川さんのようなケースが可能であったのは、自然科学が実験によって白黒の判断がつき、長年の研
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伊東乾の「知の品格」 vol.10 学位の品位はどこに(8) (前回からの続き) 改めて調べてみると意外なことに、日本の高等教育機関における「修士」号の歴史は浅いのです。 1953年、つまり昭和28年、進駐
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伊東乾の「知の品格」 vol.9 学位の品位はどこに(7) (前回からの続き) 私は仕事柄、欧州での移動が多いのですが、荷物が嵩むときなど、自分で運転してベルリン~ミュンヘン間など、長距離のハンドルを握ることもあります。 ここで