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カテゴリ:社会
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地方と継業 ~後継者不在時代のオルタナティブ~ 今年1月発表の帝国データバンクの資料「全国『休廃業・解散』動向調査」によると、昨年の休廃業・解散は2万4400件。倒産8376件の2.9 倍だ。8年連続で2倍超えが続く背景には、経営者の高齢化と、にも...
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貧テックとしてのフィンテック ~グロスからネットを切り出せ~ 冒頭から私事で恐縮だが、水道光熱費や社会保険料などの公共料金は現金で払う派である。自動引落しにはしていない。毎月ポストに投函される請求書をコンビニに持っていき、店頭で支払う。レジのパネルに表示された「...
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サブスクリプションモデルから展望する小売りの未来 ~DtoC、シェア経済、フリーミアム、コンシェルジュ~ 今、さまざまな商品やサービスが「サブスクリプションモデル」(月額課金ないし期間定額課金制)で販売されるようになっている。AVコンテンツや家事代行サービスなどのような形のないものから先に普及しているが、...
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続・働き方改革でいかに働くか ~労働市場の再構築を~ 6月29日、長らく議論が続いてきた働き方改革関連法が成立した。労働基準法、労働契約法など8本を改正する「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」(以下「働き方改革法」)である。安倍晋三首...
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都市農業は復活するか ~「都市農地の貸借の円滑化に関する法律」から~ 先の6月20日、これから日本の都市政策と農業の関係を大きく変えるだろう法案が、国会で可決され、成立した。農林水産省が昨年9月にまとめたものの解散総選挙により臨時国会に提出できず今年の通常国会に提出して...
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「タイプ分析」で終わらないために ~採用後の人材育成についての一考察~ 20年以上前になるだろうか、韓国では、たしか大学の就職課が学生に「君はA型だからこの企業がいい」「君はB型だからこの企業は合わない」というふうに血液型で就職指導をしているというテレビ報道を見て、そんな...
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「おひとりさま」は何するものぞ ~時代に適応するための感性とは~ 私たちはいま、様々な財やサービスが「1人」ないし「個人」に向かいつつあることを実感している。商品が変われば消費者も変わるかと思いきや順序は逆で、博報堂の「ソロ活動系男子研究プロジェクト」の荒川和久氏に...
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これからの地域シンクタンク ~「として」へのコミット強化を期待~ 昨年5月、経産省の若手官僚がまとめた「不安な個人、立ちすくむ国家 ~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~」という報告書(通称「経産省若手官僚レポート」)がネット上にアップされ話題になった。発案者は...
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盛り上がるフィットネス産業 ~シニアが席巻するクラブと24Hセルフ型ジムからの逆襲~ フィットネス産業の成長が止まらない。2016年は施設数が4946軒、市場規模が4473億円でともに過去最高を記録した。2017年の集計はこれからだが、更新が確実視されている状況である。
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ライトレールの行方 ~公共交通・都市計画行政・人の移住のドラマ~ 栃木県宇都宮市の「宇都宮ライトレール」の工事の始まりが早ければ来月に迫った。今からちょうど3年前の2014年12月2日に「まち・ひと・しごと創生法」が施行されて以来、地方都市のコンパクトシティ化が正式...
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伊東乾の「知の品格」 vol.8 学位の品位はどこに(6) (前回からの続き) いまもし、資格のない人が人の腕に注射したり、麻酔を打って手術の執刀をしたりしたら、どういうことになるでしょう? 正確な法律の条文は知りませんが「医師法」
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伊東乾の「知の品格」 vol.7 学位の品位はどこに(5) (前回からの続き) 前回の連載が公開されたあと、日本社会で《学位》を考えるうえで重要な、幾つかの(そして残念な)出来事が続きました。 まず、早稻田大学が設置し
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伊東乾の「知の品格」 vol.6 学位の品位はどこに(4) (前回からの続き) 日本に近代的な「大学」制度が持ち込まれたのは明治維新以降のことで、「大学南校」など初期の過渡的な組織改編を経て、西南戦争が鎮圧された明治十
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伊東乾の「知の品格」 vol.5 学位の品位はどこに(3) (前回からの続き) 日本社会にはほとんど定着していない観のある「学位」つまり専門知の品位について考えています。前回まで「学士」「修士」と進んで来ましたが、その
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伊東乾の「知の品格」 vol.4 学位の品位はどこに(2) (前回 からの続き) 早稲田大学大学院に提出された「博士」の学位請求論文に、他人の既存業績が無断盗用されて、結果的に不正な論文で学位が詐取されていた問題を、引き続き、品位を