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カテゴリ:社会
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非喫煙社会がやってくる ~受動喫煙防止法への対応を~ 私事で恐縮だが、そしてこのテーマに関しては私事から始めないとフェアでないと思うから書くのだが、筆者は昔喫煙者だった。といっても月1箱程度の、まっとうな喫煙者からは「君のタバコはどうでもいいタバコだね」...
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労働移民とNationalism ~改正入管法をめぐって~ 昨年12月8日、日本の転機になるかもしれない法案が成立した。「出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律」いわゆる改正入管法である。
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地域通貨が復活する ~電子化される価値、増える価値~ 大阪市から和歌山県、奈良県へのターミナル駅として知られるJR天王寺・近鉄阿部野橋駅界隈で、10月初日から今月の10日にかけてある社会実験が行われている。近鉄ホールディングスが「あべのハルカス」周辺エリ...
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地方と継業 ~後継者不在時代のオルタナティブ~ 今年1月発表の帝国データバンクの資料「全国『休廃業・解散』動向調査」によると、昨年の休廃業・解散は2万4400件。倒産8376件の2.9 倍だ。8年連続で2倍超えが続く背景には、経営者の高齢化と、にも...
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貧テックとしてのフィンテック ~グロスからネットを切り出せ~ 冒頭から私事で恐縮だが、水道光熱費や社会保険料などの公共料金は現金で払う派である。自動引落しにはしていない。毎月ポストに投函される請求書をコンビニに持っていき、店頭で支払う。レジのパネルに表示された「...
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サブスクリプションモデルから展望する小売りの未来 ~DtoC、シェア経済、フリーミアム、コンシェルジュ~ 今、さまざまな商品やサービスが「サブスクリプションモデル」(月額課金ないし期間定額課金制)で販売されるようになっている。AVコンテンツや家事代行サービスなどのような形のないものから先に普及しているが、...
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続・働き方改革でいかに働くか ~労働市場の再構築を~ 6月29日、長らく議論が続いてきた働き方改革関連法が成立した。労働基準法、労働契約法など8本を改正する「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」(以下「働き方改革法」)である。安倍晋三首...
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都市農業は復活するか ~「都市農地の貸借の円滑化に関する法律」から~ 先の6月20日、これから日本の都市政策と農業の関係を大きく変えるだろう法案が、国会で可決され、成立した。農林水産省が昨年9月にまとめたものの解散総選挙により臨時国会に提出できず今年の通常国会に提出して...
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「おひとりさま」は何するものぞ ~時代に適応するための感性とは~ 私たちはいま、様々な財やサービスが「1人」ないし「個人」に向かいつつあることを実感している。商品が変われば消費者も変わるかと思いきや順序は逆で、博報堂の「ソロ活動系男子研究プロジェクト」の荒川和久氏に...
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これからの地域シンクタンク ~「として」へのコミット強化を期待~ 昨年5月、経産省の若手官僚がまとめた「不安な個人、立ちすくむ国家 ~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~」という報告書(通称「経産省若手官僚レポート」)がネット上にアップされ話題になった。発案者は...
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伊東乾の「知の品格」 vol.3 学位の品位はどこに(1) 『知性の品格』を考えるうえで、最近残念に思っていることがあります。またしてもSTAP細胞に関連する問題なのですが、その中でもほとんどのマスコミ・報道機関が触れず、意識すらしていない「学位
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伊東乾の「知の品格」 vol.2 STAP騒動と大人の知性(その2) (前回からの続き) 「思いやりの原理」 どんな問題でも、対岸の火事と思って見ている間は本当に親身な検討などできません。バイオテクノロジーや基礎医
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伊東乾の「知の品格」 vol.1 STAP騒動と大人の知性 日本とドイツを拠点に活動する作曲家・指揮者の伊東乾氏。音楽家をはじめとする欧米の一流文化人と深く親交し、一般向けにも多数の著作を持つ同氏が、日本の「知」の閉塞状況に警鐘を鳴らす連載コラム