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繁盛請負人・佐藤勝人の時事国々リポート  vol.55 潮目が変わったスタグフレーション時代は「ハイイメージ付き大衆商法」で勝負だ!

ビジネス 繁盛請負人・佐藤勝人の時事国々リポート vol.55 潮目が変わったスタグフレーション時代は「ハイイメージ付き大衆商法」で勝負だ! 繁盛請負人・佐藤勝人の時事国々リポート 商業経営コンサルタント/サトーカメラ代表取締役副社長

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こんにちは。佐藤勝人です。いやー、延長になってやんなっちゃうね。何がって、緊急事態宣言ですよ。しかも今回は“禁酒法付き”と来たもんだ。ワクチンも、選挙の票が欲しいのか何か知らないが高齢者優先で接種が始まっちゃってさ。感染を止める意味でも経済を回す意味でもどう考えたって現役世代から打つほうがいいのに、何をやってんだか。まったくねえ。
 
 

政治も事業経営も潮目が変わった
薄っぺらいフォーマットはもう要らない

 
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地元の新聞の一面見出し。冷静に考えたら
現役世代から接種したほうがよくない?
何でこうなるかを少し真剣に考えてみたら、つまり経営者がいないからなんだね。政府に限らず政治家全体が、利害の調整役とか利権の配分役とかばっかりで、「株式会社日本」をどうするか考えて引っ張る人がいない。問題が生じたら速やかに解決し早期挽回を図るという、経営者なら基本であるはずの発想もない。そりゃこうなるわなぁ、と報道を見ていて思ったよ。
 
それをさらに掘り下げると、「リアル」への感性とか想像力が欠けているということなんじゃないかなぁ。庶民の暮らしがリアルにわからない。党の上役が決めた官僚フォーマットに沿って政治をやっている。こういう政治家は、経営者で言えば、出来合いのビジネスモデルを買って即席で成功して資本家に収まろうとするタイプに似ている。自らつくり出した政策も、その実行力もないくせに、業界標準の(政界標準の?)もっともらしいやり方だけ覚えて世の中を渡っていくタイプだ。
 
新型ウイルスが来るまではそれでもよかった。国民のためには損失だが、政治家本人たちには、そっちを覚えるのが最も効率的でコスパがいい“政治家稼業”の続け方だった。
 
でも、これからは違う。潮目が変わった。政治のやり方も事業経営も出来合いのフォーマットが効力を失い始めたな、と私が感じたのは、先月末から今月初旬にかけて、新規の支援先から「業界のコンサルタントは薄っぺらいフォーマットの押し付けばっかり」という不満が続いたからだ。整体院、パチンコホール、スーパーマーケット等々と、業界は全然違うのに、抱いている不満は共通だった。新規がこれだけ集中して続くのも珍しいが、出てくる不満が瓜二つというのも、珍しいというかおもしろいというか、笑っちゃった。
 
 

替え玉受験方式と家庭教師方式
どちらで東大を目指す?

 
これは昔落合が言ったことだけど(編集部注:元中日ドラゴンズ監督の落合博満氏)、一流打者になりたければ毎日2000回バットを振るんだってね。そうすれば馬鹿でも自分の打ち方ができてくる。それができれば、後はその打ち方があのコースには弱い、あの球種には合わないというのが出てくるから、そこを調整するだけでよくなる。そうやって相手投手を攻略していくんだという話だった。
 
この話に当てはめれば、「薄っぺらいフォーマット」を導入してさっさと売り上げを伸ばそうとしてもその効果は即席で、一瞬良くても後が続かないことは容易に想像がつくと思う。今までは「それでいいから売ってくれ」という大多数の経営者と「これを売っていれば楽にコンサル料が稼げる」と考えるコンサルタントのあいだで需給関係がそれなりに成り立っていて、私は「勝手にやってなさい」と思っていた。本当の実力を身に付けたい人たちが自分の顧客だ、と思っていたからだ。
 
でも、新しく呼ばれた支援先の話を聞くうちに、「あれっ? そうじゃないぞ?」と思い始めた。たまたまきっかけがなかったり、すごく高いと思い込まれていたり、「自分が行くんじゃなく来てもらうのは悪い気がして・・・」という理由で依頼しにくかったりで声がかからないだけで、私に支援してほしい経営者はまだまだ全国に多いんじゃないか、と思い始めたんだ。
 
私の個別支援はハッキリ言って時間がかかる。それは例えて言えば、「フォーマットを売って(=指導して)終わり」のコンサルティングが「替え玉受験方式」なのに比べて、本人に学力を付けさせる「家庭教師方式」だからだ。偏差値40からでも30からでも、東大に合格できる学力が身に付くまで教えるからだ。
 
だって、事業で成功しようと思ったら三月半年じゃ無理なのよ。そりゃ、フォーマット売り切りモデルならできるよ。替え玉だからね(笑)。でも、各自のリアルに即した勝ち方を見つけさせてどんな時代状況でも利益を出せるようにするには、最低でも1年はかかる。必要であれば家庭教師の範疇を越えて、家庭の事情(社内の事情)に介入することもある。そうすると最低3年はかかる。
 
そんな面倒くさいことをあえてしたい人は多くないだろうと今までは思っていた。けど、潮目が変わってきた。背景にはスタグフレーションがあると思う。
 
 

これから始まるスタグフレーション時代
「ハイイメージ付き大衆商法」が伸びる!

 
スタグフレーションとは何か。説明の仕方はいろいろあるが、日本の場合、要は働き方改革でこれからは給料が上がらない。むしろ下がっていく。某大手自動車メーカー勤務の知人は残業がなくなって年収が600万円から500万円に減ったと言っていた。いっぽうで物価は下がらない。むしろじりじりと上がっていく。景気が良くならない中でインフレだけが進む。――これがスタグフレーションだ。
 
所得が減った人たちはどうするか。残業がないぶんダブルワークをする? ――現実はそんな体力はない人たちがほとんどだ。では消費レベルを下げる? 月5回飲みに行っていたのを3回で我慢する? ――できないって(笑)。できない代わりに、一回5000円ぐらい使っていたのを3000円にするわけだけど、じゃあ同じ店で落とすお金を減らせるかって言ったら、減らせないんだよね。みっともなくって(笑)。
 
するとお客さんはどうするか。行きつけの店を変えるんだよ。つまり、スタグフレーション時代は店と固定客とのつながりが流動的になる。意欲的な店にとっては何年に一度かの、世相が味方する大チャンスだ。
 
そこで求められるのが、今私が提唱している「ハイイメージ付き大衆商法」だ。5000円飲みたいけど3000円しかないなら、店のほうが3000円に値下げしてあげればいい。お客さんは5000円払うことに価値を感じているのではない。欲しいのは正味の品質であり、実を得られることへの満足だ。5000円の店に行かないと得られなかった満足が、あるいは5000円払っても得られなかった実が、3000円で得られるとなれば、みんなその店に殺到するよ。
 
私が今月9日のFacebookで「個別支援料値下げ」を宣言したのはこれが理由だ。今までも、勇気を出して依頼してくれた支援先からは、「何で佐藤さんはこんなにコンサル料が安いの!?」と驚かれていたけど、これからさらに値段を下げます。それはハイイメージ付き大衆商法を自らも実践したいのと、先に話した通り、私の支援を求めている経営者がまだまだ眠っていると思うからです。
 
スタグフレーションの時代に業績を上げたい事業者の皆さんはいつでもお声がけください。全力で家庭教師をしに行くよ! ヨロシク!
 
 
■5月26日新潟勝人塾IN巻
事務局 おぐま式POP塾
 
■5月31日勝人塾オンラインセミナー
https://www.shop-satocame.com/view/item/000000010444?category_page_id=ct674
 
■6月11日宮崎勝人塾IN西都
事務局 西都商工会議所
https://bit.ly/2SXQ67h
 
■6月16日滋賀勝人塾IN大津
事務局 中山スポーツ
 
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繁盛請負人・佐藤勝人の時事国々リポート
vol.55 潮目が変わったスタグフレーション時代は「ハイイメージ付き大衆商法」で勝負だ!

 著者プロフィール  

佐藤 勝人 Katsuhito Sato

サトーカメラ株式会社・代表取締役副社長/日本販売促進研究所・商業経営コンサルタント/想道美留(上海)有限公司・チーフコンサルタント/作新学院大学・客員教授/宇都宮メディアアーツ専門学校・特別講師

 経 歴  

1964年栃木県宇都宮市生まれ。1988年、兄弟とともに家業のカメラ店をカメラ専門チェーン店に業態転換させ、商圏をあえて栃木県内に絞ることにより、大手に負けない経営の差別化を図った。以来、「想い出をキレイに一生残すために」というコンセプトを追求し続けて県内に18店舗を展開。同時におちこぼれ社員たちを再生させる手腕にも評価が高まり、全国から経営者や幹部リーダーたちが同社を視察に訪れている。2015年からはキャノン中国とコンサルティング契約を結び、現場の人材育成の指導にあたる。主な著書に『売れない時代はチラシで売れ』『エキサイティングに売れ』(以上同文館出版)『日本でいちばん楽しそうな社員たち』(アスコム)『一点集中で中小店は必ず勝てる』(商業界)『断トツに勝つ人の地域一番化戦略』(商業界)など。新刊の『モノが売れない時代の「繁盛」のつくり方』(同文舘出版)が好評発売中。

 オフィシャルサイト 

http://satokatsuhito.com/

 オフィシャルフェイスブック 

https://www.facebook.com/katsuhito.sato.3?fref=ts

 サトーカメラオフィシャルサイト 

http://satocame.com/

 
 
(2021.5.26)
 

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