日常の中で耳にする機会が増えた「SDGs」。2015年の国連サミットで採択されたSDGsは日本語では「持続可能な開発目標」と訳され、2030年までに人権や経済といったさまざまな問題解決を目指す世界共通の17の目標が設定されています。 日本でも、海洋保全などを目的とする脱プラスチックの取り組みとして、エコバッグを持ち歩く生活も定着してきました。しかし、多くの企業が積極的に環境保全を推進するも、まだすべての分野に浸透していないのが現状です。例えば、毎日何気なく使用している文房具。なくしても手ごろな値段ですぐに手に入るボールペンは、プラスチック製のものがほとんどで、インクが切れたとしても、わざわざ芯を替えて使う人は少ないのではないでしょうか。こうした文具業界のスタンダードに一石を投じるのが、「エシカル文具」という新ジャンルを開拓する「PENON（ぺノン）」のボールペンです。 実はPENONのボールペンは、使うほどに森林が増えてCO2の吸収も増え、プラスチック使用量は削減できるというカーボンニュートラル時代にぴったりな逸品なのです。使うほどに森林が増える、その理由とは？　大切な地球の未来を書き換えるペン――PENONの魅力に迫りました。

世界で対策が急務となっている温暖化の原因の一つが、化石燃料の燃焼やプラスチック製造により排出される、CO2を含んだ温室効果ガスの増加。森林のCO2吸収が追い付かず平均気温が2度上昇すれば、熱波に苦しむ人口は17億人増加すると言われています。そこで、CO2の排出と吸収を2050年までに同等にし、温室効果ガスの排出をゼロにするカーボンニュートラルの目標を実現すべく、PENONが推進しているのは森林認証木材の活用と、脱プラ・リサイクルです。 生長が止まった木はCO2の吸収が減るため、伐採して苗木をするほうが森林全体のCO2吸収効率が高まります。森林認証制度とは、このように適正に管理された森林から産出した木材などに認証マークを付け、持続可能な森林の利用と保護を図る制度。PENONのボールペンのボディにはこの森林認証木材を使用しているため、使うほどに森林が増える仕組みなのです。さらにパッケージにも森林認証紙を採用しており、パーツを組み立てるとペンスタンドに早変わり！　無駄なく活用でき、環境への配慮が随所に溢れています。 可能な限りプラスチックを使用しない商品づくりを目指すPENONも、現在は技術的な課題から芯はプラスチック製を使用しています。しかし、そこはさすがのPENON、「つくる責任」として替芯のリサイクルシステムを構築。替芯の梱包は使用済みの芯を入れて無償で返送できる仕様になっており、その後、提携のリサイクル会社によって分別・再生されます。インクが切れたら芯を替え、PENONのボールペンを長く大切に使う。これだけで、私たちユーザーも温暖化対策に貢献できるのです。

伐採した量以上の植林が約束された森林認証の木材を使用し、脱プラ・リサイクルにこだわるPENON。もちろん、環境に配慮に長けているだけでなく、使い心地やデザインも文房具好きが大満足のクオリティです。 ボディは無垢の木材なので、ペンを握った際の指への当たりも優しく滑らか。経年によりツヤが増してどんどん手にも馴染んでいくので、自分だけの1本に育てる楽しみもあります。デザインは現在、刺繍のフラッグやメガネ、ネクタイの3つのラインを主軸に展開。ビジネスシーンにぴったりなメガネやネクタイのシリーズは、ジャケットのポケットに差せばコーディネートのアクセントに。カラーバリエーションも豊富なので、その日の気分に合わせてスタイリングするのもいいでしょう。結晶モチーフや国旗など、シリーズ展開も楽しみなフラッグペンは、スタンドに立ててディスプレイすれば、デスク周りを華やかに彩ります。また、このフラッグシリーズでは、静岡を拠点に活躍する刺繍工房ヒナトリエとのコラボによる動物シリーズも展開中。細部まで表情豊かな動物たちが繰り広げる絵本のような世界観は、眺めているだけで笑みがこぼれてしまいそう。6月には新たにキタキツネ、シマエナガ、クマの親子のデザインが登場し、さらなるシリーズ展開も待ち遠しい限りです。