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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

個別療育で個性を伸ばす
児童発達支援施設の運営

 

長野市では珍しい、完全個別療育の教室

 
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水澤 もともと子どもが大好きだったことに加え、療育や福祉に関わっていたパートナーの影響がきっかけで、この事業を行うことになりました。ただ、やるからには自分自身が「あったらいいな」と感じた要素を盛り込みたいと考え、一対一の完全個別療育という形でスタートしたんです。当教室では2歳半から18歳まで対応していて、個別療育は長野県内でも珍しく、貴重な取り組みなんですよ。
 
荻原 一対一の個別療育とは手厚いサポートですね。しかも、2歳半という小さなお子さんから対応されているとは驚きです!
 
水澤 最近では発達障害のあるお子さんが増えていて、日常生活で困らないようにと就学前から支援を希望されるご家庭も増えています。成長がゆっくりなお子さんでも、早期に必要な支援を受けることで、将来に向けて、生活に必要な力を伸ばすことができます。一般的には、「管理スタッフ3人に対し、お子さん10人まで受け入れ可能」というルールに基づいて集団療育を行う施設が多いものの、当教室ではマンツーマンで一人ひとりの特性や性格に合わせたプログラムを提供しています。
 
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マンツーマンでお子さんに合わせたプログラムを実施
荻原 マンツーマンで一人ひとりの特性や性格に合わせたプログラムを完全個別で実施していただけると4児の親である私から見ても安心感があります。療育の内容はどのようなものなのですか?
 
水澤 療育内容は一人ひとり違っていまして。例えば、2歳半から未就学のお子さんは、感覚遊びや、工作などを通して楽しみながら、基本的な動作の向上や情緒面の成長を促すほか、運筆練習、知育、机上課題など就学に向けた支援も実施しています。小学生から高校生の放課後等デイサービスでは、身体や学習、生活、社会性スキルを育てる総合型の支援を行うこともあります。作業療法士などの国家資格を持つスタッフが、一人ひとりの発達状況や特性に合わせてオーダーメイドでプログラムを組み立てるんです。