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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

“楽しく働く” 環境と関係性づくりを
実務に強い社労士事務所

 

最高のパフォーマンスを引き出すために

 
麻乃 舞台で一つの作品をつくり上げるには、多くの人間が関わります。そういう意味では、企業の組織運営と重なる部分がありますね。最近で印象に残っているのは、演出家さんが非常にフレキシブルな現場です。「良いステージをつくろう」という目的は一緒でも、そこに対するアプローチの仕方は人それぞれなんですよ。
 
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佐野 そのアプローチを否定するような現場だと良いものはつくれない、ということでしょうか。
 
麻乃 そうなんです! 演出家さんや監督さんの当初のプランとは違ったものが現場に出てきたときに「それ、いいね!」と言えるような関係性じゃないと、良いものってつくれないんですよね。チームの力をいかに引き出すかが演出家さんの腕の見せ所だと感じました。
 
佐野 関係性が大切なのは、企業も舞台も同じですね。より良い結果を出したければ、より良い環境を整える必要があります。より良い環境とは何かと言えば、やはり、何でも言い合える空気感ではないでしょうか。
 
麻乃 よく「偉大な経営者に学べ」などと聞きますが、時代や環境、属する人間がすべて違うのだから、一概にその理論が良いとは言えません。佐野代表とお話しして、大切なのは気兼ねなく話し合える関係性を構築することなんだとよくわかりました。
 
佐野 「社長がトイレ掃除する会社は儲かる」といった格言もあるでしょう。あのエッセンスは、従業員の職場環境を良くしようと努める精神のことだと思うんです。表面だけ真似をしても、あまり意味がない気がします(笑)。
 
麻乃 トイレ掃除だけに身を入れても、良い変化が必ず訪れるわけではないんですね(笑)。より良い関係性を築くためにいかに努力するかが大切なんだ!
 
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佐野 関係性の構築は、対クライアントでも重要です。私自身、お客様との信頼関係を築くために、その企業と社内の雰囲気や組織・風土を一緒につくり上げようという気持ちで伴走支援を心がけています。
 
麻乃 佐野代表が携わった企業さんでは、きっとその会社の従業員の方お一人おひとりが力を発揮できるような労働環境が実現しているんでしょうね。一人で何もかもやろうなんて無理ですもの。
 
佐野 おっしゃる通り。従業員が力を発揮できるかどうかは各自のやる気次第! という、旧態依然とした考え方の経営者の方もたくさんいらっしゃいます。でも、良いパフォーマンスを引き出すためには、企業側の努力も大いに必要なんですよ。