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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

伝統の技術と最新設備で
顧客の車の傷を徹底修復

 

創業50年の確かな技術と、最新設備の融合

 
鎮西 それにしても、事務所の壁にはライセンスや許可証がたくさん飾られていてすごいですね! 新しい技術だけでなく、しっかりした土台がある会社なんだと感じますよ。
 
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矢嶋 ありがとうございます。私は、先代である父の技術力をしっかり受け継ぐことも大切にしていますよ。こうして今年2021年に創業50年を迎えられたのも、父が弊社の歴史を積み上げてきたからこそだと思っています。
 
鎮西 それほど長い歴史を持つ会社だったんですか! ちなみに矢嶋社長の業界キャリアはどのくらいになるのでしょう?
 
矢嶋 もともと、学生時代に父の手伝いで携わったのが最初でした。就職したのは大学を卒業してからなので、かれこれ20年以上になりますね。当初は広島と静岡で塗装技術を学び、埼玉で鈑金技術を磨きました。その後27歳で群馬に帰ってくるまでは忙しい毎日でしたが、新しい技術にもたくさん触れられて、自分にとっても充実した時間を過ごすことができましたよ。
 
鎮西 さまざまな場所で技術を磨いてこられたのですね。仕事への真摯な思いが、最新機器の積極導入にもつながっているんだろうなぁ。
 
矢嶋 ありがとうございます。創業50年の歴史に甘えず、「確かな技術と最新設備の融合」という言葉を胸に、使命感を持って取り組んでいます。というのも、下積みを終えてこの会社に戻ってきたとき、旧式の道具や設備ばかりだと完璧な仕事をするのは難しいと感じたんです。ミリ単位で設計された車のボディの修理には、寸分の狂いも許されません。それを手仕事で完全に復元しようとすると、どうしてもあいまいさが残ってしまうんですよ。
 
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鎮西 自動車メーカーの製造技術は日々進化していますから、修理する側にも常に高いレベルが求められるわけですね。
 
矢嶋 ええ、これからの時代は要望に応える仕事だけではいけません。それでは確かな安心は実現できませんからね。
 
鎮西 腕一本で実績をつくられたお父様の技術と、矢嶋社長が習得してこられた新しい技術、その両方がそろって良い仕事が実現できるのだと感じます。そんな矢嶋社長が今後チャレンジしたいと考えていることも、ぜひお聞きしたいです。
 
矢嶋 将来的には、車に関するトータルサービスを手がけたいと思っています。今は鈑金塗装を専門にしているものの、車の販売など、幅広く事業展開していきたいですね。

鎮西 それは楽しみです! 私のように車の知識があまりない人にとって、確かな車のメンテナンス技術を持ったプロから購入できるというのは、大きな安心材料です。