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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 
 
取材が行われた際は、並行して3本のドラマを撮影していた小関さん。どのようなモチベーションでその忙しさを乗り越えているのかお聞きすると、「忙しいと思うよりも、充実していて楽しいと感じている」と答えてくれた。
 

誰かの生きる糧となる作品に携わりたい

 
役をいただく中でおこがましい考えかもしれませんが、仕事をいただいた際はいつも熟考したうえでお返事しています。「この役を僕がどう表現できるだろう」と考えるんですよね。そのうえで、一歩踏み出せる理由を見つけられたら全力で取り組めます。決めた後は、やり切るだけです。
 
自分でやると決めたからには、120%の力で取り組みます。ありがたいことに、同時にいくつかの仕事をいただくこともあります。現在出演させていただいている3作品は、熟考したうえで「やり切れる」と判断して取り組んでいます。
 
もちろんそれは僕一人の力ではなくて、多くの方にサポートしていただきながら仕事ができているんです。確かにスケジュールは忙しいのかもしれませんが、良い循環で充実していると感じています。この作品を経験したあとに、きっと自分には何か変化があるだろうという予感もあります。
 
例えば『ひとりでしにたい』は、原作にもドラマにも生きるうえでのヒントがたくさん散りばめられている、メッセージ性の高い作品です。そういった作品に携われると充実感があり幸せですね。
 
「こういう役を演じたい」という希望はあまりありません。今までさまざまな役を演じさせていただいていますからね。現在は、役柄よりもどんな作品なのかを注目しています。メッセージ性があったり、誰かの生きる糧になったりする作品に携わっていけたら嬉しいです。
 
 
(インタビュー・文 中野夢菜/写真 Nori)
 
 
小関裕太(こせき ゆうた)
1995年生まれ 東京都出身
 
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子役として俳優活動をスタート。その後、ミュージカルや舞台、さまざまなドラマや映画に出演。最近の出演作はドラマ『大奥』(フジテレビ/2024年)、ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS/2024年)、ドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』(TBS/2024年)、ドラマ『御曹司に恋はムズすぎる』(カンテレ・フジテレビ)、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(2024年)など。4月クールにはドラマ『いつか、ヒーロー』(ABCテレビ・テレビ朝日系列)他、『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ系列)に出演。

『ひとりでしにたい』〈NHK〉が6月21日より放送スタート。7月10日に30歳誕生日記念の書籍を発売、10月にはイベントも開催予定。

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(取材:2025年4月)