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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 

困難を乗り越えられる
自分でいるために

 
デビューから19年にわたり、ドラマや映画を中心に活躍してきた内山理名さん。明るくハツラツとしたイメージに加え、最近ではぐっと大人の魅力も増しつつある内山さんが次に出演するのは、11月24日から放送を開始しているNHKドラマ10の『マチ工場のオンナ』。この作品は、精密金属加工メーカーであるダイヤ精機株式会社を営む父の跡を、突然32歳の時に継ぐことになった諏訪貴子さんの奮闘記、『町工場の娘』をドラマ化したものだ。内山さんが主演として演じるのは、この諏訪さんをモデルにした女社長、有元光役。普通の主婦だった光が、どのように亡き父の意志を継ぎ、倒産の危機にある会社を建て直していくのか。また社長役を演じる中でどんなことを感じたのかを聞いた。
 
 

女性社長の葛藤を体現

 
ドラマの台本には前向きなセリフがたくさんあるいっぽうで、人間の力強さや弱さもしっかりと描かれていて、初めて読んだ時は「このストーリーのおもしろさを早く伝えたい!」と思いました。私が演じる光は主婦仲間の中でも中心にいて、リーダーシップもパワーもある人物です。だからある意味、もとから社長になれる素質は備えていたかもしれませんが、はじめは経営や技術の知識もないうえに、社長になるつもりもありませんでした。でも父親の死をきっかけに、父が守ってきたものを二代目社長として守ろうとするようになるんです。
 
この物語が始まるのは2004年という設定なので、今の社会と違うところはあると思います。特に、働く女性を取り巻く環境はここ十数年ですごく変わりましたよね。今は女性社長も多いですし、存在が認められるようになってきました。だからドラマを見る方の中にも、「女性社長なんて、たくさんいるじゃん」と思う方がいるかもしれません。でも、十数年前は女性というだけで周囲から認められなかったり、時にはセクハラをされたりすることもあった。そういう時代に光は、父親の代わりに社長として取引先に行かなければならないんです。しかも、光は父親の事業や父親自身がどれだけすごいことをしてきたかをほとんど知らない状態から社長になるので、取引先の男性と話が通じないということも起こるわけです。いくらやる気があっても、なかなか社長として認められない。そのジレンマは演じていて感じましたね。
 
 
 
 
 

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