B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

ライフスタイルLIFESTYLE

京都の伝統をイノベーション
次世代につながるものづくり
Whole Love Kyoto

◆職人との対話が製品を生む
 京都の粋を感じるブランド

 
glay-s1top.jpg glay-s1top.jpg
職人の手仕事。伝統の技術を次世代につなぐ
魅力的な都市として世界中から観光客が訪れる古都、京都。寺社仏閣が数多く残る街並みだけではなく、人々の営みの中にも日本の古きよき伝統や文化が今なお息づいています。だからこそ現代のライフスタイルにマッチするよう、伝統のイノベーションが活発なのもまた、京都の魅力の一つかもしれません。そうした中でも、長い歴史の中で紡いできた知恵や素材、技法、工夫や考え方にまで敬意を持ち、職人との共同作業により“京都”のイメージを製品化し、国内外に発信しているブランドが「Whole Love Kyoto(ホールラブキョウト)」です。
 
ファッションアイテムを中心に、洗練されたモダンな逸品がそろうWhole Love Kyoto。どの製品についても言えるのは「こういう新製品をつくろう」という商品企画から始まったものではなく、専門店や職人と出会い、顔を合わせて対話を重ねる中で生まれたものであるということ。こうしたつながりを大切にした京都でしかつくれないものを、京都でつくり京都で販売することで、京都の粋を世界に発信しています。
 
Whole Love KyotoのWholeは、ホールケーキの“ホール”。さまざまな京都の伝統技術や文化、街の個性が大きな丸い一つのケーキのようにギュッと詰まっています。Whole Love Kyotoの製品を通じて、京都の魅力を味わってみませんか?
 
 

◆「Old is New」をスローガンに
 学びをデザインに落とし込む

 
glay-s1top.jpg
白いスニーカーに鼻緒が映える「HANAO SHOES」
草履や下駄にすげられる“鼻緒”をあしらったスニーカー「HANAO SHOES(ハナオシューズ)」は、Whole Love Kyotoのブランドを代表する製品の一つです。白足袋に下駄を合わせた姿からインスピレーションを受けて生まれたというHANAO SHOES。2017年に京都の春の風物詩である「都をどり」の会場入口に展示していたところ、大きな反響を得てブランド化に至ったということもあり、Whole Love Kyotoのルーツとも言えるでしょう。
 
脚光を浴びて人気商品となった現在も、真っ白なシューズを彩る鼻緒はすべて、昔ながらの職人の手仕事によるもの。色や柄の出方もさまざまで、一つとして同じものはありません。古くからの京都の草履づくりの工程と同様に、鼻緒を取り付ける作業は京都で行っている点も、Whole Love Kyotoならではと言えます。
 
昔ながらの生活様式や身の回りのものをあらためて見ると、長い歴史の中で培われた生活の知恵や工夫、貴重な技術が溢れています。Whole Love Kyotoではさまざまな分野の職人との出会いの中で得た「Old is New」――古いものは新しいという視点を大切に、得た学びを大切にデザイン。シューズをはじめ、帽子や傘など、製品の細部にまで確かな職人の伝統技術や文化がしっかりと生きているからこそ、多くの人を惹きつけるのでしょう。Webサイトには、関わってきた職人への丁寧なインタビューもたっぷりと紹介されているので、製品を手に取る際には、背景や込められた思いにもぜひ注目してみてください。
 
glay-s1top.jpg
“たばた絞り”のスカーフを制作途中で止めた「TOCHU」
glay-s1top.jpg
京提灯の老舗問屋と制作したという「CHOCHIN CAP」
 
 

◆自宅にいながら“京都のほんもの”に触れる
オンデマンド式のワークショップキット発売!

 
glay-s1top.jpg glay-s1top.jpg
いつでもどこでも京都体験!「KYOTO ほんまもん KIT」
Whole Love Kyotoでは2020年から“あなたのいる「場所」を、京都に。”をコンセプトに、「京都職人オンラインWORK SHOP」を開催しています。オンラインで京都の職人と直接出会い、手仕事に触れ、さらに文字や写真といった情報だけでは伝わりにくい伝統文化の知恵や工夫を体験として学ぶことができ、子どもから大人まで楽しめると大好評。自宅にいながらできる、一歩踏み込んだ京都観光として注目を集めています。
 
そして、ワークショップの派生として、2023年3月、新たにオンデマンド式のワークショップキット「KYOTO ほんまもん KIT」が発売となりました。第一弾は「水引飾り 基礎のあわじ結び&梅結び」「箔屑で彩るブローチ」「桐箱の絵付けキット(桜)」の3種類。キットには必要な道具や素材はもちろん、職人目線のアングルと職人の声で作業工程を視聴できる限定公開の英語字幕対応動画が付いているので、誰でも場所や時間を気にせず、映像を巻き戻したり止めたりしながら、じっくりと学ぶことができます。今後もさまざまな職人とのタッグが楽しみな「KYOTO ほんまもん KIT」。表面的ではない、“ほんまもん”の京都をぜひ、お手元に。
 
ただ製品をつくって販売するにとどまらないWhole Love Kyoto。イノベーティブな製品を通じて、古都・京都が誇る伝統、文化を次世代につなげています。Whole Love Kyotoの製品をライフスタイルに取り入れて、奥深い京都の魅力を肌で感じてみてはいかがでしょうか。
 
glay-s1top.jpg
平井水引工芸の水引職人・平井喜久雄氏
glay-s1top.jpg
箱藤商店の山田隆一氏から桐箱を学ぼう
glay-s1top.jpg
堀金箔粉の堀裕子氏が箔押しを指導!
 
glay-s1top.jpg
あわじ結びとうめ結びを自分の手で!
glay-s1top.jpg
職人が手がけた桐箱に桜の絵付け体験
glay-s1top.jpg
キットのピンブローチを箔で彩って
 
 
 
Whole Love Kyoto
https://wholelovekyoto.jp/
KYOTO T5
http://kyotot5.jp/
Instagram
https://www.instagram.com/wholelovekyoto/​ (@wholelovekyoto)
〒606-8243 京都市左京区田中東高原町40
営業 11:00~19:00
TEL  075-744-6152
 

ライフスタイルランキング

関連記事