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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

工夫と努力で良質な作物を栽培
笑顔と喜びにあふれた農園経営

 

「作物の話を聞け」という父の教え

 
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宮地 そのスナップエンドウでは、栽培方法について新たな挑戦もされているそうですね。
 
松浦 はい。スナップエンドウは連作を嫌う作物で、同じ畑で続けて栽培すると生育が悪くなる「連作障害」が起こりやすいんです。そのため、一般的には同じ畑での栽培を3~4年ほど空けたり、ほかの作物と輪作したりします。でも、私は「それじゃつまらないな」と(笑)。そこで、同じ畑でも繰り返し育てられる方法はないかと、いろいろ試しているんです。試行錯誤を重ねているうちに、すっかり面白くなりましたね。
 
宮地 新しい方法を模索する一方で、お父様から受け継いでいることには、どんなものがありますか?
 
松浦 一番は、作物をよく観察することです。父はよく「作物としゃべれ。話を聞け」と言うんですよ。じっくり見ていれば、作物が何を求めているのかわかるようになる、と。私はまだ父のように「声が聞こえる」という境地には達していませんけどね(笑)。それでも何度も畑へ足を運び、その時々の作物の状態を見ながら、今何を必要としているのかを考える。そうして、作物が欲しがっているものを与えることが、農業では大切だと思っています。
 
宮地 きっとお父様ご自身も、より良い作物をつくるために熱心に学んでこられたのでしょうね。
 
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松浦 ええ。父もさまざまな人たちと関わりながら農業について学んでいて、私はその姿を身近で見てきました。常により良い方法を探し、試し続ける父の姿勢は今の私にも大きく影響していると思います。
 
宮地 お父様から、栽培の技術についてもいろいろと教わってこられたのでしょうか?
 
松浦 そうですね。その一つが「葉面散布」です。葉面散布は液体肥料などを葉に散布し、葉から養分を吸収させる方法です。植物は根だけでなく、葉や茎からも養分を吸収することができるんですよ。父から教わったことをもとに自分なりに工夫し、研究を重ねてきました。散布した後に作物がどのように変化するのかを注意深く観察することで、私自身も少しずつ作物を見る力を養ってきたと思います。