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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

農業を通して社会参画 明治から続く農園の挑戦
一般社団法人千成会 就労継続支援B型結作業所 代表理事 赤津直基

 
プロフィール 和歌山県出身。祖父母が農業を営む環境で育ち、幼い頃から農作業の手ほどきを受けた。社会人として生活を送る中で、祖父が引退することになり、農園の継承を決意。その後、農地を拡大する。2024年、和歌山県有田郡に(一社)千成会 就労継続支援B型結事業所を開設した。農業を通して生きがいを見つけられるよう、障がい者のサポートに尽力している。
 
 
 
和歌山市の「あさひ農園」は、明治時代から100年以上続く農園。先代の後を継ぎ、農作を行いながら就労継続支援B型の結(ゆい)作業所を運営しているのが、赤津直基代表理事だ。利用者は、自然に触れる農作業、商品箱をつくる室内作業、在宅ワーク、eコマース管理などに取り組むことで働く楽しさを知り、地域の人と関わりを持てる。そして一人ひとりの笑顔を見ることで、作業所のスタッフも活力をもらっているという。
 
 
 

農業と福祉をつなぐ新たな形

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 和歌山市にある、一般社団法人千成会 就労継続支援B型結作業所さん。こちらでは、農業と福祉を連携させた取り組みをされているとお聞きして、とても興味を持ちました。具体的な活動内容についてお聞かせください。
 
赤津 和歌山県有田郡有田川町で、A型B型併設の障がい者就労支援事業所とさくら相談支援センターを運営しています。農作業を中心に、その方の体調やペースに合わせて無理なく働ける環境を整えているのが特徴です。
 
濱中 それなら安心して働くことができますね。利用者の方々は主にどのような作業に取り組まれているのですか。
 
赤津 農作物の栽培や収穫、選別、袋詰めといった作業が中心です。そのほかにも、百貨店向けの箱折りやECサイトの運営管理など、一人ひとりの得意分野に応じた仕事をお願いしています。収穫物はスーパーや地域のイベントで販売しており、店頭に立ってお客様とやり取りする機会もあるんですよ。
 
濱中 それは良い経験になりますね。お客さんと接することで、やりがいや働く実感も大きくなると思います。写真を拝見しても、皆さんが本当にいきいきとされているのが印象的です。