警察官から遺品整理・生前整理業界へ転身
インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
藤田 もともと私は警察官でした。高校卒業後、大阪府警に採用された私は5年にわたって勤務しまして。その間、独り暮らしの方が亡くなった現場の検証に立ち会うことがよくあったんです。やがて「このようなとき、お部屋の片付けはどうするのだろう」と気になって調べるうちに遺品整理・生前整理や特殊清掃の仕事を知りました。
狩野 なるほど。現場での経験が、今の仕事につながっているわけですね。
藤田 はい、現在の弊社と同じ業務を手がける会社に3年間勤務しました。独立を前提に学ばせてもらい、満を持して2025年10月にハートフルクリーンを立ち上げたんです。
神津 私は、料理人から藤田がいた遺品整理会社に転職しまして。現場責任者だった藤田の下で仕事を覚えました。飲食も遺品整理も人に喜んでもらう仕事という点では同じです。「お客様の“心”に寄り添う」という藤田の思いに共感し、一緒にやっていこうと決めました。
狩野 まさに信頼関係で結ばれたお二人ですね。実際、遺品整理というお仕事の感想は?
藤田 孤独死した方のお部屋の整理は、臭いがきつくて音を上げる人がほとんどですが、元警察官の私はそのような現場に慣れているので全く気になりません。むしろ、この仕事は天職だと感じています。また、一つひとつの品物についてお客様と話し合い処分するものを決めていく。この作業に関われる毎日は大きなやりがいがありますね。
狩野 実は2025年、私の父が亡くなりました。生前に父が不要なものを整理してくれていたおかげで、遺品整理がとても楽だったんです。あらためて生前整理の大切さを実感しました。
