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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

若手が担う修繕工事
信頼を築く確かな仕事

 

若さを活かしたチームワークと丁寧な接客

 
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畑山 﨑代社長ご自身も、施工現場に出ておられるんですか?
 
﨑代 はい。私も主に施工管理者として現場に出ています。また、同時に営業も担当していまして。営業活動から建物診断、お見積り、足場の組立、外壁補修、防水工事、設備工事、そして工事後のフォローまで、すべて自社で一貫した対応ができるのも弊社の強みですね。
 
畑山 すべての工程をワンストップで行ってくれるとなると、中間業者を挟まないので情報伝達も早いですよね。それに費用も抑えられて、お客さんとしては嬉しいでしょう。
 
﨑代 おっしゃる通りです。例えば、営業や管理を行う元請け業者と、実際の施工を行う下請け業者が異なる場合、お客様がご要望を伝える際には元請けの営業担当を逐一通さなければならないのが一般的です。でも、弊社であれば、私やスタッフに現場で直接ご要望をくだされば、すぐに対応できるんですよ。
 
畑山 それは頼もしいですね! スタッフさんは何歳くらいなんですか?
 
﨑代 20代のスタッフが多く在籍しております。最年長でも30代なので、この業界の中では、若い世代のチームだと思いますね。私としても、その若さをいかした機動力やフットワークの軽さ、そして皆の世代が近いことによるチームワークの良さもまた強みだと考えています。
 
畑山 まさにフレッシュさあふれる社風というわけだ。それにしても、﨑代社長も20代でお若いとはいえ、10年もの業界歴を持っておられますし、業界のルールやビジネスマナーなども熟知しておられると思います。しかし、キャリアの短い新人スタッフを育てるのはなかなか大変ではないですか?
 
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﨑代 そうですね。先ほども言ったように、弊社の場合はお客様と直接コミュニケーションを取るケースも多いですから、お客様との接し方や丁寧な話し方などの指導には特に気を付けています。
 
畑山 昔は職人さんと言うと寡黙な人が多い印象でした。でも、最近では接客の心得も求められるようになってきていますよね。実は私も駆け出しの頃に建設現場で働いたことがあります。当時はまさに昭和の気風で、建設現場では怒号が飛び交うことや、いわゆる鉄拳制裁などが当たり前の時代でしたよ(笑)。
 
﨑代 私がこの業界に入った頃には、現代のコンプライアンスに反するような風潮はなくなってきていたものの、中にはまだそのような職人さんもいましたね(笑)。ただ、お客様にご迷惑をおかけすることはもちろん、ちょっとした不注意から自分自身や仲間の命を危険にさらしてしまうことは絶対にあってはなりません。ですから、昔のような苛烈な指導こそありえないものの、そこはある程度の厳しさを持って、若手スタッフに教えるようにしているんです。
 
畑山 それは素晴らしい姿勢だと思いますよ! 厳しすぎず甘すぎず、そのちょうど良いバランスこそが大事ですよね。