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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

細やかな居宅介護支援で
利用者と家族に笑顔を!

 

進みゆく高齢社会をサポートするために

 
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 宮田代表は、もともと介護業界で働いていらしたんですか?
 
宮田 はい、看護助手や介護士の仕事をしていました。私が働き始めた頃は、周りは女性が多かったので力仕事を担当することが多く、やりがいはあるものの、大変な仕事だと感じていましたね。なかなか賃金も上がらないまま時が過ぎる中、何とか状況を打開したいと考え、訪問介護などさまざまな経験を積んだんです。そしてケアマネジャーの資格を取得して10年の区切りとして独立しました。
 
 介護職の給与水準は、仕事量に必ずしも見合っていないと聞きます。これから日本はさらに高齢化する中、然るべき対価を支払って良い人材を確保していく必要がありますよね。
 
宮田 おっしゃる通りです。とりわけ、体力的にも過酷な環境で働く介護職の女性を支えるには、せめて賃金を底上げしなくてはなりません。私が独立したのも、介護業界で働く方々の笑顔を増やしたいと思ってのこと。ただ、今の事業だけでは難しいので、居宅介護支援に付随するサービスも手がけて複合的に展開することで、給与面を含め働きやすい環境を整えたいですね。会社としても、どんどん新しい挑戦に取り組んでいきます。
 
 キャリアが長いからこそ、宮田代表は業界を変える必要性を強く感じられたのでしょうね。
 
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宮田 はい。例えば、居宅介護支援サービスには、介護士だけではなく看護師の協力も欠かせないので、積極的に取り入れたいと考えています。訪問介護では日常生活を送るためのサポートはできても、点滴や注射、採血といった医療行為はできません。自宅での生活を全般的にサポートするには、看護師との連携が不可欠です。
 
 なるほど。介護と看護、両方をカバーしてもらえれば、ケアをお願いするご家族も安心です。
 
宮田 ご家庭で介護を担うのは、主に働き盛りの現役世代。ゆえに、介護を機に退職や転職を余儀なくされる場合も少なくありません。私たちが細やかなサービスを提供することで、そのような方たちの負担を少しでも減らすことができれば嬉しいですね。
 
 確かに、介護を理由に仕事を辞めざるを得なくなった人の話は私もよく耳にします。高齢化が進み、誰にとっても介護が家族の問題として身近になっていく今後、ますますMiiLikeさんのような事業所の存在が必要になるでしょうね。