インタビュアー 濱中治(野球解説者)
實安 もともと、我々の事務所は矢野法律事務所として1967年1月に開設され、その後、多くの弁護士が入所し、矢野・大西・渡部総合法律事務所と名称を変更しました。さらに、神戸法律事務所と合流し、神戸法律事務所と名乗らせていただくこととなったのです。ですので、当事務所は50年以上の歴史を有しております。私自身は、学生時代、明石市の高校でラグビーに打ち込みました。ラグビーというスポーツは相手のタックルを受けながらも、ゴールを目指して1歩でも先に走り続けなければなりません。「どんなにつらくても前を向いて走り続ける」という意識をもって、職務に励んでおります。
濱中 多くの弁護士さんの思いを受け継いできた、歴史のある法律事務所なのですね。ちなみに、こちらではどのような相談を受けることが多いですか?
實安 神戸法律事務所では、総合法律事務所として、弁護士、事務局が連携してさまざまなお悩みの解決に尽力しています。私が特に注力させていただいているのが、相続問題ですね。
濱中 相続問題ですか。親族同士でいがみあう、“争続”はなるべく避けたいものです。
實安 おっしゃる通りです。そこで私は、遺言書を作成されることをお勧めしております。また、相続人全員で相続の割合を話し合う遺産分割協議、借金など被相続人の負債を引き継がない相続放棄の申述手続など、あらゆる局面でサポートさせていただいております。

實安 ええ、当事務所も多くの企業様と契約し、顧問の活動に力を入れています。契約書の作成、債権回収、事業承継など企業が直面する課題は多岐にわたります。例えば会社の売り上げを伸ばすのは経営者の使命ではあるものの、従業員に無理をさせすぎると労働基準法に違反し、「ブラック企業だ」と悪い評判が広まりかねません。そのようなことにならないよう、問題の発生を未然に防ぎ業績を伸ばす経営に貢献するのも私の役割です。