元小学校教諭が手がける
家庭教育支援サービス
発達支援や進路指導などにも力を注ぐ

石黒 なるほど。無理に矯正するのではなく、個性を認めて伸ばしていくわけですか。
庄司 そうです。できないことに目を向けるのではなく、「こういう工夫をすればできる」という成功体験を積んでもらいたいと思っています。その積み重ねが自己肯定感につながり、前向きに学ぶ姿勢にも発展していくんですよ。また、先ほどもお話しした不登校の問題なども、発達支援と切り離せないテーマだと思っています。子どもたちは将来を選ぶ段階で、自分の可能性を狭めてしまうことが多いんです。例えば、一度不登校になったとしても、通信制や定時制という選択肢もありますし、専門学校や大学進学以外にも、社会で歩んでいく道はたくさんありますよね。親御さんにとっても情報が少なく、どう判断して良いかわからない場合が多いので、そのような幅広い選択肢や可能性を伝え、一緒に考えていくことが大切だと思っています。
石黒 確かに、学校から得られる進路に関する情報は限定的なので、悩むことが多いですよね。

石黒 発達支援に進路指導、そして保護者カウンセリング。三つとも単独ではなく、相互に結びついているのが印象的ですね。
庄司 はい。すべては「子どもが安心して生活し、学べる環境をつくる」という一点につながっていると思っています。学校だけでも、家庭だけでも難しい課題を、第三者の立場でサポートする。その役割を果たすことで、少しでも不安やお悩みが解決できると嬉しいですね。