エンタメビルの運営で
近江今津を活性化!
地域を活性化する高島一のエンタメビル!

山中 実は近江今津駅周辺は残念ながら人口が減る一方なんです。そこで私は地域活性化を見据えて多彩な事業を展開しようと決意しました。それで、私が取得した当ビルの1階でcafe&bar Rich、2階でトレーニングジムのGYM SANSEI、3階ではカラオケルームを運営しています。この建物だけでさまざまな娯楽が楽しめる、高島一のエンターテインメントビルになっているんですよ。たくさんの方々に楽しんでもらい、地域の活性化につなげたいと思っています。
亀山 地元のため未経験の事業にも挑戦しているわけだ。頼もしい限りですし、並々ならぬ地元愛を感じます。
山中 ありがとうございます。近江今津駅の周りがなぜ衰退しているのか。その理由の一つは、湖西線が風の影響を受けやすく、運休することが多い点が挙げられます。また、琵琶湖を訪れる観光客は多いものの近場からの日帰りの方々ばかり。ホテルや観光施設も足りません。そもそもこのビルも、所有していたオーナーが事務所を畳んで空き家になっていたんですよ。それで私が思い切って買い取ることにしたんです。
亀山 そのときから、カフェやカラオケの経営を念頭に置いていたのでしょうか。
山中 いや、当初は人に貸して店を開いてもらうつもりだったのですが、結局、誰も借りてくれないんですよ(笑)。それで自ら店舗を運営することにしました。

山中 先ほどもお話ししたとおり、近江今津に人を集めるには湖西線を強風から守り、ダイヤの定時性を高めることが欠かせません。現状は湖西線が安定して運行しないので車の移動が中心になってしまっている。そのため車の渋滞が多く、特に休日は運転だけでぐったり疲れてしまい、近江今津から人がますます離れる悪循環が続いています。
亀山 なかなか解決が難しそうな課題があるんですね。頭を抱えてしまいます。
山中 ええ、それでも絶対に諦めるつもりはないです。私は現市長の今城克啓氏と仲がいいので、高島市の活性化について膝を交えて相談しているところなんです。湖西線の風対策もJR西日本と話し合うなど、これから8年ほどかけて商店街の再開発も含め積極的に動いていく予定です。