経験豊富な土木設計のプロ

インタビュアー 亀山つとむ(野球解説者)
山中 私はオーディオマニアなんですよ。当店のステレオは、弊社事務所から持ち込んだ真空管アンプ、スピ-カ-はJBLのパラゴンを使用しています。今では珍しい装置です。
亀山 この素晴らしいオーディオで音楽鑑賞を楽しみながら飲食ができるなんて素敵だなぁ。でも、山中社長は飲食業に専念しているわけではないそうですね。
山中 そうなんですよ。私の主な仕事は土木設計で、橋梁の耐震補強や補修、上下水道管の更新など、さまざまな分野で地域を支えるインフラの整備です。最近は道路の陥没など土木関連の事故が多発していますよね。私に言わせれば、このような災害は設計者が材料や工法の特性を知らないから起きることなんです。昔の材料を知っている者なら、「補修の必要があるのでは?」と思う場所を、材料特性を知らないと「まだ大丈夫」と決めつけてしまう傾向があると思います。
亀山 なるほど。野球は昔ながらの経験を活かした戦術と新しい技術を組み合わせることが肝心です。土木の世界も新しい知見に豊富な経験が融合することが大事なんでしょうね。