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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

得意を伸ばし自立を促す 就労支援福祉施設の運営
特定非営利活動法人 成良会 代表理事 倉内章彦

 
プロフィール 千葉県千葉市で衣類や寝具のクリーニング業を営んだのち、八千代市へと拠点を移す。その際、同市の市議会議員から障がい者雇用の相談を受けたことをきっかけに、福祉の仕事に携わることを決意した。その後、(特非)成良会を設立し、就労継続支援B型事業所、大和田工房をオープン。就労支援事業所の運営やグループホームの運営などの福祉サービスを展開している。
 
 
 
就労継続支援B型事業所やグループホームを運営する、特定非営利活動法人成良会。代表を務める倉内章彦氏は、これまで10年以上にわたって障がい者福祉に携わってきた。利用者と信頼関係を築き、共に行動することで、利用者が興味のある仕事と出合い、得意なことを自ら伸ばしていくのだという。自身が培ってきたノウハウを活かして企業の障がい者雇用をサポートしたいと語る倉内代表に、仕事の楽しさと福祉への情熱について聞いた。
 
 
 

クリーニング業から始まった障がい者支援

 
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インタビュアー 水野裕子(タレント)
水野 本日は千葉県八千代市で就労支援事業所やグループホームの運営といった障害者福祉事業を行う、特定非営利活動法人 成良会さんの倉内代表にお話をうかがいます。お聞きしたところ、もともとはクリーニング業を営んでいたそうですね。
 
倉内 ええ。もとは千葉市で衣類や寝具のクリーニング業を営んでおりました。八千代市に拠点を移したときに、当時は市議会議員だった現在の八千代市長から障がいを持つ方の雇用について相談を受けたことが、私が福祉の仕事に関わるようになったきっかけなんです。それから市の支援も受けながら、就労継続支援B型事業所である大和田工房をオープンし、障がいのある方と共に仕事をする環境を整えてきました。
 
水野 八千代市は障がい者支援に力を入れているんですね。現在は、利用者さんの生活面の支援もされているとか。
 
倉内 そうなんです。利用者様が共同で生活を送るグループホームの運営も行っています。仕事と住まいの両方がそろい、利用者様が支援を受けながら自立した生活できれば、親御さんにとっても安心ですからね。
 
水野 まさにトータルサポートですね。成良会さんがどのような取り組みを行っているのか、さらに詳しくお聞きしていきましょう!