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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

顧客の思いに寄り添う 訪問型の保険代理店業
Kansako Agency株式会社 代表取締役 間佐古泰寛

 
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インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 和歌山県有田市を拠点に保険代理店業を営むKansako Agency(カンサコエージェンシー)株式会社の間佐古社長は、なんと11回目のご登場ということで、B-plus読者にはすっかりお馴染みですね(笑)。とはいえ、今回が初めての読者もいらっしゃるでしょうから、あらためて歩みをお聞かせください。
 
間佐古 私は子どもの頃から野球が大好きで、高校まで野球に打ち込んでいました。大学を卒業後はアパレル量販店に勤務したのち、地元である和歌山県のJAに転職し、共済事業などの営業担当として経験を積みました。そして、2004年に独立し、共済や保険事業に携わった知識や経験を活かして保険代理店業をスタートしました。
 
狩野 前回お話をうかがった際には、経営学修士、いわゆるMBAの学位を見事に取得なさったとのことでしたね。そのうえ、お取り扱いの保険会社の契約をすべて合算すると、2024年の獲得件数が和歌山県における同業者の中で1位だともお聞きしました。常にキャリアアップを目指して成長し続けながら、業績でも県内トップを走り続けられるのは、何か秘訣があるのでしょうか。
 
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間佐古 基本を大事にしながら、真摯に仕事に向き合っているからでしょうか。世間一般の多くの企業は、お客様ファーストの精神で事業に取り組んでいると謳っています。しかし、言うは易く行うは難しというように、お客様に心から満足していただくのは、とても難しいことだと思うんですよ。もしお客様から「この人は本心ではお金儲けしか考えていない」と思われてしまえば、信用は得られません。だからこそ、これまでこの対談でも語ってきたように、とにかく仕事を楽しむというシンプルな気持ちで、お客様と一緒に楽しめるような取り組みを続けています。
 
狩野 なるほど。いくら「お客さんのために」と口で言っても、それが心からの言葉でなければ業務的な態度を見透かされてしまうわけですか。