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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

多様な働き方を実現する
排水処理設備の専門会社

 

排水処理の大切さを海外にも発信していく

 
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石黒 会社を長く継続していくためには、人材育成も重要なファクターの一つだと思います。若い世代の人たちと接するに当たって、世代間のギャップを感じることはありますか?
 
礒部 個人個人の能力やスキルについては、当然ながらそれぞれに適性があるので、世代による影響はほとんどないと思います。ただ、社会全体の風潮としていわれているように、現在の20代の若者はハングリー精神や上昇志向があまり強くないのは感じますね。もちろん中には、積極的に活動する人もいます。しかし、全体的に見ると、どうしても与えられた業務をただこなすとか、上司からの指示を待っているだけというような傾向にある気がします。
 
石黒 確かに私の子どもたちも、学校の宿題や先生からの指示でこうしなさいと言われたことはそつなくこなせるものの、自由課題のように自ら目標を立てて行動するのは苦手としていました。
 
礒部 とてもよくわかります。ただ、幸いなことに、弊社に所属している若い社員たちは、みんな向上心を持って仕事に励んでくれています。そのうえ、彼らはさらに下の世代が入ってくるときに備えて技術を磨き、伝えていかなければならないという思いで取り組んでいるんですよ。
 
石黒 それは素晴らしいですね! 社員さんたち一人ひとりが大きな志を持って取り組んでいれば会社全体も活気づくでしょうし、成長し続けていけると思いますよ。礒部社長のこれからの目標についても、ぜひお聞かせください。
 
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礒部 近いうちに弊社の排水処理設備を海外でも展開していきたいと考えています。海外では、まだまだ自然環境を守ろうという意識や感覚がない国や地域も多いんです。日本だけでなく、世界全体で地球の環境を守っていくためにも、私たちが積極的に発信し、排水処理の大切さをさまざまな国に広めていきたいですね。
 
石黒 ディンクさんのお仕事は、自然環境を保護していくために絶対に必要な取り組みだと思います。日本では水道水が飲み水としても利用できるのが当たり前のように根付いているものの、近年では下水道施設の劣化や工場廃水の影響で水質が問題になっている地域もありますからね。未来の子どもたちのためにも、大きな志のある若い世代の方々にこの仕事の素晴らしさを感じてもらい、その担い手になってほしいなと感じました。次回、記念すべき10回目の記事でも良い報告がいただけるよう、礒部社長のますますのご活躍を期待しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
若い人に言いたいのは、「仕事はおもしろい」ということ。そのためには、大人がつまらなそうに仕事をしてはダメなんでしょうね。辛いことも含めて、私は仕事が楽しいと感じています。社員の皆さんにも「仕事がおもしろい」と思ってもらえるかどうかは、社長である私の手腕にかかっていると思います。
(礒部薫)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 ディンク株式会社
■ 本社 〒581-0039 大阪府八尾市太田新町6-98
■ 事業内容 段ボール製造工場向け排水処理設備の設計・施工・メンテナンス/排水処理用薬品製造・販売
■ 設立 1993年11月
■ 従業員数 10名
■ 主な取引先 サカタインクス株式会社/王子コンテナー株式会社/日本トーカンパッケージ株式会社/大王パッケージ株式会社/株式会社梅谷製作所/大通機会販売株式会社/株式会社ISOWA
■ ホームページ https://dink.co.jp/