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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

若手の発想力を活かす エクステリア工事会社
株式会社Cerasto 代表取締役 福田幸広

 
プロフィール 埼玉県出身。学業修了後、トラックドライバーとして勤務する。その中で、人と関わる仕事を求めて自動車の買い取り・販売業の営業職に転身。その後、外構工事の会社に転職し、職人としての経験を積んだ。2018年に個人事業主として独立し、2023年に法人化して(株)Cerastoを設立。前職で培った営業力を活かして受注数を増やしつつ、若手が働きやすい環境づくりに力を入れている。
 
 
 
埼玉県さいたま市を拠点に、外構工事業などを手がける株式会社Cerasto(セラスト)。代表取締役の福田幸広氏は、異なる業界から外構工事業界へ飛び込んだ経歴を持つ経営者だ。知人から外構工事をはじめとする建設業界全体の問題点を聞き、自らが起業することで業界に新しい風を入れようと決意したという。若手が楽しく働き、自身の仕事を誇れるような環境づくりに尽力する福田社長に、仕事への熱い思いを聞いた。
 
 
 

職人のイメージを変えるための挑戦

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 住宅の外構やエクステリア工事などを手がける、株式会社Cerastoさんの福田社長にお話をうかがいます。お聞きしたところ、以前は異なる業種のお仕事をしておられたそうですね。
 
福田 そうなんです。実はトラックのドライバーをしていました。ただ、勤務中は一人の時間が多く、人と関わる仕事がしたいと思うようになったんです。そこで、自動車の買い取り・販売業者に転職しまして。そこで営業職として勤務しながら、ビジネスにおける作法やコミュニケーションを学びました。
 
矢部 そこから外構工事の世界に入ったのはなぜだったんですか?
 
福田 知人の外構工事職人から、給料が上がりにくいことや独立しても仕事が続かないといった建設業界での悩みを聞いたことがきっかけです。そこで私は、むしろ外構工事の仕事に挑戦してみたいと思ったんですよ。というのも、私は営業職の経験から、仕事の依頼を取り付けることに関しては自信がありました。さらに、世間の建設業界に対するネガティブなイメージを変え、職人のイメージをかっこいいものにしたいと考えたんです。そして、転職時に自身で立てた売り上げ目標を達成し、当時の会社の代表にも認めていただけたことから独立を果たしました。
 
矢部 職人のイメージを変えたいという大きな使命感とチャレンジ精神をもって外構工事の業界に飛び込んだわけですね。Cerastoさんの魅力や、福田社長が目指す「職人のかっこよさ」についても聞いていきましょう!