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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

地域密着でシニアも支援
燃料・設備の多角化経営

 

顧客の顔が直接見えるビジネス体系に転換

 
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宮地 私たちは、建築工事の内容をほとんど見ることはなく、完成した後の外見でその良し悪しを判断することになります。これまでに、矢吹社長が身に付けてきた高い技術力が証明されたようなエピソードはありますか?
 
矢吹 家庭用給湯システムで、エコキュートという給湯機があります。2011年の東日本大震災やその後の余震など大きな地震でも、弊社が設備した機器が一台も倒れなかったのは大きな自信になっていますね。
 
宮地 それはすごいですよ! 私は1995年の阪神・淡路大震災で被災での経験があるので、屋外に設備された機器が一つも倒れないという技術力の高さはよくわかります。
 
矢吹 宮地さんにそう言ってもらえると嬉しいです。昔はハウスメーカー様からのお仕事を主体にしていました。でも震災を経て弊社の技術力に自信を持てたのと、お客様からの反応を直接知りたい気持ちが強くなり、一般住宅の仕事に方向転換をしました。B to BからB to C への鞍替えは大きな決断ではあったものの、お客様の顔が直接見えるのは仕事へのやりがいにもつながっていて、やって良かったと思っています。
 
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宮地 対企業だとエンドユーザーの顔が見えませんし、工期を守ることに追われ、事務的な流れ作業になってしまうのかもしれませんね。実際に住むお客さんの顔が見えるようになってからはいかがですか?
 
矢吹 弊社は自分も含めて9人のスタッフの規模の小さな会社です。なので、お客様のほうも私たち全員を知ってくださっているような、信頼の相互関係で成り立っています。例えば、弊社は各スタッフの得意分野を活かしながら会社を運営しておりまして、お客様も「こういう依頼には、この人が来てくれる」という感じで、覚えていただけているんですよ(笑)。
 
宮地 特に住宅関連の業者の中には、悪質な会社が後を絶たないのも事実です。でも、お客さんにとっても矢吹燃料さんのような信頼のおける地域の会社に依頼できるのは安心感が違いますよ! 
 
矢吹 ありがとうございます。私としましても、お客様の顔が見えず、喜んでくれたのか不満だったのかまったくわからなかった頃から比べると、いい意味で仕事感が劇的に変化したと感じています。お客様が心から喜んでくれて感謝してくださるので、これまでの歩みが間違ってなかったんだ! と実感を持てますし、弊社への自信にもつながっています。