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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ウレタン加工に留まらず
顧客に親身な事業を展開

 

自分を挑戦へと突き動かす、周囲の頑張り

 
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鎮西 それにしても、先ほどのお話にもあったように医療の現場でも貢献されているのは素晴らしいなと感じます。
 
冷水 先ほど冒頭でもおっしゃっていただいたように、弊社では最近、コロナ禍で医療や衛生関連の物資が不足していた時期にフェイスシールドを製造し、群馬県知事に寄贈したこともあるんです。
 
鎮西 素晴らしい地域貢献ですね! でも、フェイスシールドってウレタンを使っていましたっけ?
 
冷水 いえ、ウレタンとは関係ないですね(笑)。ものづくりの会社として固定観念にはまらないチャレンジをしたくて取り組んだんです。こちらがサンプルになります。
 
鎮西 わぁ、ブラックにホワイト、レッド、イエロー、グリーン、ブルーと6色ものバリエーションが用意されているんですね。
 
冷水 最初は白と黒の2色展開だったのですが、お客様からのカラーバリエーションの要求を受けまして、対応いたしました。もちろん、機能面にもこだわっていますよ。例えばシールド面は取り外し可能にして、洗浄や取り替えができるようにしました。また、シールド部分を上下に動かせる仕様にしたことにより、取り外すことなく飲食することも可能です。また持ち運び自由な専用ケースや、お子様用に小さいサイズのものもご用意しております。
 
鎮西 さすが、製造業のプロなだけあってこの品質の高さに、ものづくりへのこだわりが感じられますよ。その冷水社長がお仕事の中で大切にしていることはありますか?
 
冷水 お客様あっての仕事ですから、顧客満足度を一番に考えています。目標としては「岡ウレから買いたい」「岡ウレに頼めば安心だ」、と思っていただけるような顧客ロイヤリティをお客様に感じていただける存在でありたいと思いますね。そのために大切なのは、品質の高さ、そして納期のスピードですね。ウレタンは、製品を組み上げてみて判明した騒音などの問題を解消するために急遽発注される場合も多いので、スピード納品がとても重要なんですよ。
 
専用ケース付きのフェイスシールド
専用ケース付きのフェイスシールド
鎮西 品質とスピードの両方を高いレベルで維持できるのは、まさにプロの技です。それだけにとどまらず、さらにレベルを上げるべく、自分たち次第でどこまででも追求していける世界でもあるのですね。
 
冷水 おっしゃる通り。特に品質を良くするための改善活動には終わりがありませんからね。時には思うような結果が出ないこともありますが、信頼できる社員たちも頑張ってくれているので、そうやって切磋琢磨していく苦労面さえも私は楽しいんです。
 
鎮西 まさに社員の方々の頑張りが、冷水社長の喜びや原動力につながっているのですね。