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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

新しいワークスタイルへの
配達員側からの提言

 

日本から世界へ広げる新しいライフスタイル

 
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 山下社長のお話を聞くと、冒頭でおっしゃっていた「配達員と飲食店、注文ユーザーの三者が幸せになれるように」との理念がとても伝わってきます。
 
山下 ありがとうございます。飲食業界でも、緊急事態宣言下でフードデリバリーを売り上げの頼みの綱とするお店が多くありました。そういう意味でも、配達員と飲食店、注文ユーザーが三位一体でつくるひとつのシーンがフードデリバリー産業だと思います。
 
 フードデリバリーがなくなると困る人は、私だけではないはず(笑)。その意味でも、注文ユーザーもフードデリバリーを形づくるピースの一つですよね。しかし、配達員さんの生の声や思いを聞く機会って今までなかったので、こうしてお話ができてとても勉強になりました。
 
山下 ネガティブなニュースが目立つぶん、配達員にマイナスな印象を持つ方も少なくないですからね(笑)。注文ユーザーの方には、配達員はこの仕事が好きで、楽しく働いているということを知っていただければと思います。そのための活動も行っているんですよ。
 
 イメージ向上の活動ですね。例えばどんなことをしているのですか?
 
山下 2019年までは渋谷駅前で、ハロウィンイベント後の清掃活動をしていました。日本におけるUber Eats発祥の地、渋谷で、配達員が集合し、掃除を行うんです。現在はコロナ禍で休止中ですけどね。
 
 へえ! 発祥が渋谷だったとは知りませんでした!
 
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山下 それだけでなく、実は世界で一番Uber Eatsが盛んなのも、この日本なんですよ。Uber Eatsも日本でさまざまなビジネスモデルを構築しようとしているように感じます。つまり、日本はフードデリバリーの最先端を走っていると言っても過言ではありません。
 
 私たちは、その最先端の動きに参加しているということですか。とてもワクワクする話ですね!
 
山下 先月からはUber walker(ウーバーウォーカー)という新しい試みも始りました。徒歩や電車を使っての配達が可能になります。
 
 お年寄りや障がい者の方の社会参加にもつながっていく!
 
山下 日本でできた新しいライフスタイルが、世界に広がっていくことも十分考えられます。だからこそ、業務環境面を今後も充実させて、ギグワーカーの支えになっていければと考えています。
 
 フードデリバリーは、今後ますます発展していく産業でしょうから、ぜひいろんな取り組みを推進していってほしいと思います。頑張ってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
はるか彼方の江戸時代、侍や歌舞伎役者たちは人生そのものが仕事で、仕事こそが人生だったのではないかと思いを馳せます。仕事を楽しむとは人生を愉しむことだと思います。
(山下卓人)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 UberGuild株式会社
■ 本社 〒160-0023 東京都新宿区西新宿3-15-5
■ 事業内容 生活関連サービス(ギグワーク配達員の福利厚生)
■ 設立 令和3年3月
■ ホームページ http://www.uberguild.net