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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 

30代でまいた種を育て
50代に向けて大きく飛躍する
俳優 要潤

 
10月1日からよみうり大手町ホールにて上演される舞台『レイディマクベス』。シェイクスピアの金字塔『マクベス』に登場するマクベス夫人にインスパイアされた世界初演のオリジナル作品だ。その中で、レイディの幼馴染であるバンクォーを演じるのが、俳優の要潤さん。「共演者の方々に胸を借りながら食らいついていく」と語る要さんに、今回の舞台への挑戦に抱く思いや、俳優として歩んできた道について詳しくうかがった。
 

願ってもないタイミングでのオファー

 
僕は年代ごとにテーマを決めて働いているんです。今、40代の自分に掲げているテーマは、俳優としてより引き出しを増やすこと。舞台への挑戦も、その一つとして考えていたんです。特に、シェイクスピアは俳優をしていたら必ず意識する名前です。今までは、シェイクスピアに対して尻込みしている自分がいました。果たして自分にできるだろうかという不安があったんです。でも、今はシェイクスピアというプレッシャーに打ち勝つ自信がついたのかなと思っています。
 
そう考えていたタイミングで『レイディマクベス』へのオファーをいただけたので、願ってもないタイミングでしたね。シェイクスピアに関する作品に挑戦することを、スッと受け入れられました。共演者の方々は主演の天海祐希さんをはじめ、みなさん舞台経験が豊富な方ばかりです。胸を借りながら、なんとか稽古中に良い役に仕上げていきたいと思っています。俳優として歩んできた22年の、集大成をお見せしたいですね。
 
僕が演じるバンクォーは、なかなか複雑な役なんです。天海さんが演じるレイディとは友人関係でありつつも、つかず離れずの距離感を保っています。ライバルとまでは言わないものの、レイディを刺激する役どころだと思っていますね。みなさんと稽古を重ねる中で、より役への理解を深めていきたいです。
 
僕は、あまり自分の中で役をつくり込まないんですよ。稽古などで共演者の方々と芝居を合わせる中で、「この人はこう演じるんだ」「この人の役柄はこういう風になったんだな」と周囲の方々を観て、「じゃあ僕はこう演じよう」と合わせるタイプです。事前に、さまざまな演じ分けができるように準備しておくんですよ。
 
今回の稽古でも、そのように役に入っていくと思います。あわよくば、共演者の方々の中で潤滑油のような役割を担えたら嬉しいですね。ただ、まずは舞台という総合芸術の歯車の一つとして、違和感のない存在になっていくことが大切です。みなさん百戦錬磨の方ばかりなので、食らいついて行かないといけません。
 
 
 
 
 

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