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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 

多くの人に導かれて
現在の自分に辿り着いた

 
AKB48の『恋するフォーチュンクッキー』やロッテが提供するガム「Fit’s」のCMの振り付けなどで知られているパパイヤ鈴木さん。振付師として確固たる地位を築いているパパイヤ鈴木さんだが、もともとは歌手になるため、必要なリズム感を養う目的でダンスを始めたのだという。では、なぜ、ダンスの道に進むことになったのか。その道のりについて聞くと、さまざまな“キーマン”と出会っていたことがわかった。
 
 

キーマンに出会いダンスにのめり込んだ

 
僕がダンスを始めたきっかけは、父に勧められたことでした。中学2年生の頃ですね。当時の僕は歌手を目指していたんですよ。それを知った父に「歌手には音程をとる力と、リズム感が必要」と言われまして。音程は自分で勉強すればどうにかなるけど、リズム感に関しては先生のもとで養わなければいけないというので、ダンススクールに通うことにしました。そうしたら、ダンスが楽しくて(笑)。歌手になるために学んでいたはずが、いつの間にかそれを忘れるくらい、ダンスにのめり込んでいたんです。
 
踊ることって、恥ずかしいんですよね。普段の生活の中で歌うことはあっても、踊ることはなかなかありませんから。僕も最初は恥ずかしかった。でも、通ったスクールの先生が良かったんですよ。人としても好きだったし、何より先生のダンスが好きでした。これまでの人生の中で、僕を導いてくれた方が何人かいまして。僕はその方たちを「キーマン」と呼んでいます。そして、ダンススクールの先生は僕をダンスの道に導いてくれたキーマンなんです。
 
初めてダンスで仕事をしたのは16歳のときです。当時は、ダンススクールの先生が生徒に仕事を紹介するのが一般的だったんです。僕もそうして、チャコットというバレエ用品を提供する会社のファッションショーに出ることになりました。そのときから、ダンスを仕事として捉えるようになりましたね。
 
20歳の頃からは、振付師としての仕事も始めました。ダンスという軸がある中で、自分自身がダンサーとして踊ったり、振り付けをつくったり、ときには生徒にダンスを教えることもありましたね。僕は飽き性なので、1つ軸をつくりつつも、さまざまなシーンで活動できたことは良かったと思っています。
 
 
 
 
 

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