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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

夫婦で営む歯科医院で
家族の歯の健康を守る

 

3世代の通院が子どもの歯のケアにつながる

 
石黒 ご夫婦お二人ともが歯科医師さんなのですか?
 
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副院長を務める松生悦子氏(左)
松生(哲) はい。私が院長、妻が副院長という役割で、副院長は母子の患者様を中心に診ています。
 
石黒 母子で一緒に通える環境は、本当にありがたいと思いますよ。子育て中はどうしても、子ども中心の生活になってしまいますからね。私も、妊娠しているときまではきれいな歯を維持していると自信を持っていました。でも、出産から離乳期の間に目も当てられないような状態になり、最終的には1本抜歯する始末だったんです。子どものために地域にある小児歯科に通っていて、自分の歯のケアどころではなかったんですよね。
 
松生(悦) 私も出産を経験していますので、多くのお母さんが歯科から遠のきがちになるのはよくわかります。そんな中、当院ではマタニティ歯科にも注力していて、妊娠中にかかりやすい妊娠性歯肉炎などに気を配りながら、患者様と相談して歯を守る計画を立てています。予防で虫歯をつくらないことが一番ですので、悪くなる前にお越しいただけると嬉しいですね。
 
松生(哲) 出産後も親に虫歯があれば間接的にでも赤ちゃんに感染しますので、ご両親の治療も万全にしておく必要があるんですよ。そういう考えをご理解いただくためにも親子3世代一緒に通院してもらいたいですね。大切なお子様の歯を虫歯にしないよう、最善の防止策を講じることができますから。
 
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石黒 なるほど! 「虫歯のある人が赤ちゃんにキスしたらダメ」とよく言われますよね。両親だけでなく祖父母まで影響を与えてしまうのか。子どもの歯の健康を守るのも大変だ(笑)。
 
松生(哲) それだけでなく、親子3代に通ってもらうことで歯の情報量が一気に増えます。そのご家族の持つ歯の性質や体質を知ること、生活習慣を見ることで、さまざまな予防対策もできますし、何より的確な治療につながるんです。
 
石黒 親子で同じ歯医者に通うことによって良い効果が得られるとは考えがおよびませんでしたよ。歯の性質は親に似るとも言われますからね。私の家庭でも、2番目の子の歯は夫に似て弱く、1番目、3番目の子より歯のケアに気を遣っています。でも、どうしても虫歯になるんですよ。夫も一緒に診てもらえば改善できるかもしれませんね。