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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

アドラー心理学で
人や企業の変革を支援!

 

自分は価値のある人間だと認識してほしい

 
 夢を持っている人は、その夢を実現するために人生を逆算して「今、何をすべきか」を考える力があります。大人でも子供でも指示待ちになってしまう人は、自分で自分の取るべき道に決断を下し、その結果に責任を持つのが怖いんでしょうね。でも、サッカーなどのチームスポーツは、上から与えられた戦略を実行するより、自分たちのやりたい課題に取り組んだほうがモチベーションも上がるし、組織としての実力も高まるものです。企業も組織ですから、同じようなことが言えるんじゃないですか?
 
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渡邉 そうです。だから、コーチングやファシリテーションは困難を自力で克服するための勇気を与える仕事とも言えると思います。
 
 なるほど。勇気を与える仕事か・・・。先ほども言ったように、サッカーの指導者の世界でもファシリテーションが取り入れられつつあるし、スポーツでもビジネスでも、小さな変革を積み重ねながら社会を変え、優れた人材を育てていきたいですよね。渡邉社長は挫折の中からヒントを得て人生を切り拓き続けてきたわけですが、今の若いビジネスパーソンにメッセージをお願いできますか。
 
渡邉 まず、自分は価値のある人間だと認識してほしいですね。人間は、誰一人として同じ人生を歩む人はいません。誰もが尊い存在です。よく「自分がいなくても会社は困らない」などと相談を受けることがあるのですが、それはそう思い込んでいるだけ。「あなたがいるからこそ頑張れる」と感謝している人が周囲にいるかもしれないじゃないですか。そして成功や失敗など、今後のあらゆる体験があなたの価値をさらに高めてくれる。そう思えば、日々の生活が貴重に感じられ、前向きに考えられる。そのことに気付いてほしいですね。
 
 日本人は自己肯定感が低く、自分の人生に自信を持てない人が多く感じますよね。それは海外に行くとよくわかるんです。でも、人生に前向きな人が集まった時にこそ、個の力だけでは発揮するのが難しい組織としての実力や、他人を思いやる心なども生まれるものだと思います。ビジネスでもスポーツでも、渡邉社長のような方からコーチングを受けて、大きな夢を持つ人が増えてほしいなぁ。渡邉社長は、そんな社会を実現するための具体的なビジョンはありますか。
 
渡邉 まさに城さんのおっしゃるプランを現実のものにするため、個人向けのファシリテーター養成講座などを準備しているんですよ。将来は、ファシリテーションやコーチングの手法でアスリートをサポートするのが私の人生の目標です。
 
 渡邉社長は、日本を変えるキーパーソンになるかもしれませんね。大いに期待していますよ!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
全ての経験がブレイクスルーになります。失敗から学べることもあるから、毎日ワクワクしていますね。
(渡邉幸生)
 
 :: 会社概要 :: 
   ■ 社名 株式会社プログレス
 ■ 本社 〒169-0074 東京都新宿区北新宿3-20-1-208
 ■ 事業内容 会議ファシリテーション/コーチング/研修事業/コンサルティング
 ■ 設立 平成25年4月
 ■ 取引実績 パナソニック株式会社/パナソニックエクセルスタッフ株式会社/昭和シェル石油株式会社 他多数(敬称略・順不同)
 ■ ホームページ http://www.progress-c.net