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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 埼玉県にて生まれる。公認会計士・税理士。早稲田大学商学部卒業後、監査法人に勤務。昭和50年に独立開業し、渡辺公認会計士事務所を設立。昭和59年に「優和公認会計士共同事務所」を設立発起し、平成6年、理事長に就任(その後、優和会計人グループとして発展し、現在70人が所属)。平成16年には、優和公認会計士共同事務所の仲間と共に「税理士法人優和」(事業所は全国5ヶ所)を設立し、理事長に就任。会計・税務業界の指導者的存在として知られている。東証1部、2部上場会社の社外監査役や地方公共団体の包括外部監査人なども歴任し、幅広い活躍をしている。
 
 
決算数値に隠された経営の状態を看破して糺し、沖縄三線の音色に素直に心を震わせる。故(古)きを温ねて新しきを知り、最先端のIT技術を駆使して会計業務の最大効率化と顧客経営の健全化に尽力する。「理にかなえば何らの障害なく理解しうる」という “耳順” の域に達した渡辺俊之公認会計士・税理士が仕事に取り組む姿は、実に溌剌として楽しげだ。氏の手にかかっては、難解な財務諸表も五線譜と化し、軽快な旋律を響かせるのに違いない。
 
 
 

全国をネットワークする公認会計士グループの一員

 
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インタビュアー 石野真子(女優)

石野 公認会計士や税理士という仕事には堅い職業というイメージがありますが、渡辺先生は溌剌とされていて、とても楽しそうに見えますね。
 
渡辺 私共の税理士法人は全国5箇所に拠点があり、また公認会計士業務である会計監査の被監査会社も日本全国に拡がっています。税務の仕事は事務所の優秀なスタッフに任せて、私は公認会計士監査業務の仕事で毎日いろんなところを飛び回っていますから、知らず知らずのうちにリフレッシュされているのではないでしょうか(笑)。
 
石野 先生はグループでもお仕事をされているそうですね。
 
渡辺 はい。私は開業する以前は大手監査法人に在籍していまして、そこから独立した会計士たちで「優和公認会計士共同事務所」というグループを作っています。監査業務は一人ではできないので、協力して仕事をこなしたり、懇親会や研修会を開催しているわけですね。最初は18人でスタートしましたが、今では「優和会計人グループ」として税理士も含めメンバーは70~80人に達しています。ちなみに、私は平成16年までこのグループの理事長を務めていました。
 
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石野 今は退任されて、悠々自適にお仕事に取り組まれている?
 
渡辺 そうです・・・ と言いたいところですが、グループの中で特に気心の合う5人のメンバーと一緒に「税理士法人優和」というグループを作りました。平成16年以降、今度はそちらの理事長を務めています。
 メンバーは東京、埼玉、茨城、京都、松山にそれぞれの事務所を構えており、京都事業所などは東京に連結納税の顧客先を10数社も抱えているので、東京サイドと共同で仕事をしたり、全国各地で行われる代表社員会議では経営問題やら将来戦略そして後継者の問題を話し合ったりと、和気藹々と楽しくやっています。
 
石野 信頼しあえるお仲間がいると、心強いですよね。