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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 
 
さまざまな経験を力にして、ステージに立ちパフォーマンスをしている橘さん。長くダンサーとして活躍するには、どういった要因が必要なのだろうか。
 

ファンに誇ってもらえるように

 
何を大事にすべきなのかは、人によって違うでしょう。僕の場合は、いつでもちゃんと踊れる体づくりをしておくことが重要だと思っています。どんなときでもすぐ動けるように、日頃からトレーニングを怠らず、どんな場面でもパフォーマンスできる自分をイメージしているんです。
 
健康な体と強い気持ちがあれば、大抵のことは何とかなると思っています。ダンスは体ありきなので、何歳までしっかり体が動くのかという問題もありますが、日頃のトレーニングの成果か、まだまだやれるという感覚があります。僕は18歳からダンスを始めました。25年、ずっとダンスをしているんですよ。
 
僕の人生において、ほかに25年続けているものはありません。最近になって、やっと自分の体を思い通りに動かせるようになってきました。だから、今後もっとできることが増えると思うし、得意なことも変わってくるかもしれません。新たな表現ができるようになるかも。それがすごく楽しみですね。
 
俳優としても、今後年齢を重ねることがとても楽しみなんですよ。年を取ることで、演じられる世代も変わってきますよね。僕が今70代の人を演じても、説得力が足りないでしょう。実際にその年齢に近づかないといけないんです。俳優は、終わりのない職業だなぁと思いますね。また、僕はまだまだ俳優として経験が足りません。だからこそ、挑戦できるジャンルや役柄がたくさんあると思っています。
 
応援してくださる方々とのコミュニケーションも、楽しみの一つですね。最近はSNSが発達して、以前よりみなさんとコミュニケーションを取れる機会が増えました。身近で発信できるようになったからこそ、行動や言動には気を配っていますね。ファンの方々が、橘ケンチを応援していることを誇れるようにと意識しているんです。
 
先日、EXILE THE SECONDで2023年に行うツアーを発表しました。それに対する反応を見て、「こんなに多くの方々が待っていてくれたんだ」と実感しましたね。本当に嬉しかったです。僕の今後の目標は、そういった応援してくださっている方々の満足度をいかに上げるかです。みなさんに、より楽しんでもらえるような活動を続けていきたいと思っています。
 
 
(インタビュー・文 中野夢菜/写真 Nori)
 
 
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橘ケンチ (たちばな けんち)
1979年生まれ 神奈川県出身
 
2006年、EXILES武者修行ツアーに参加。翌年に二代目J Soul Brothersとして始動し、2009年にメジャーデビューアルバムを発売した。その4日後にはEXILEに加入し、2012年にはEXILE THE SECONDとしても始動。パフォーマーとして活躍する一方、俳優としても舞台や映画、ドラマ作品に出演する。2023年1月から明治座で上演されるミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』に出演予定。

Twitter
https://twitter.com/kenchi_official/
ミュージカル『チェーザレ』
https://www.cesare-stage.com/
 
 
(取材:2022年11月)