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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 
男子日本代表のアウトサイドヒッターとして活躍し、2018年には主将も務めた柳田さん。チームを率いる立場になり、どういった心境だったのだろうか。
 
 

与えられた仕事を理解することが重要

 
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僕は、いつでも自分にできることをしっかりとやっていきたいという気持ちがあります。ですから、日本代表のキャプテンになった際には注目していただくことも多かったものの、自分の立場が変わったからと言って心境に大きな変化はありませんでした。どんな立場でも、チームメイトとのコミュニケーションを深めつつ、自分の仕事をしっかりこなすことが大切だと考えています。
 
バレーボールはチームプレーなので、お互いに理解し合うことも重要です。チームメイトがどういったことができるのか理解することで、プレーの質も高まると思っています。コミュニケーションを取るのが上手かと聞かれると自信はないんですけどね(笑)。意識しているのは、まずは相手がどういう人なのか知ること。そうしてコミュニケーションを取ろうと意識するだけで視野も広がります。
 
ここ数年、日本代表メンバーに大きな変更はありません。ですので、コミュニケーションが取りやすいと感じています。日本のトップレベルの選手が集まっているので、全員が自分のやるべきことをできれば、自然とチームもうまく循環していくと思っています。
 
僕の場合は、コートに立ったときにアウトサイドのプレイヤーとして攻撃はもちろん、守備にも貢献したいと強く思っています。大切なのは、自分に与えられた仕事をしっかりと理解して、それに向けて準備をすること。もちろんそれだけではなく、どんな状況にも柔軟に対応できる力も必要です。
 
 
常に勝ち負けの決まる勝負の世界に生きている柳田さん。多くのプレッシャーがある中で、オフの時間はどのようにリラックスしているのかもうかがった。
 
 

翌日も問題なく動ける身体をつくる

 
オンとオフはしっかりと分けて、オフの時間はバレーボールのことを考えないようにしています。ドライブに出かけることも多いですね。そうしてしっかりとリフレッシュして、バレーボールに打ち込める気持ちを整えています。とは言っても、どうしても気になって試合のビデオを見返してしまうこともあるんですけどね。
 
プレイヤーとして、日常の中で気を付けていることも多いです。年々、身体をケアする時間は増えてきました。怪我のリスクを高めないために、負担のかかっている部分は特に念入りにケアするようにしています。
 
年齢を重ねるにつれ、疲れが抜けにくくなっていると感じていまして。それは怪我に直結するリスクですので、自分の身体の疲れなどもきちんと把握して、翌日も問題なく動けるようにしています。ケアの方法はいくつもあり、自分に合っているものを見つけることが大切です。身体のどこが張っているのか、どこに負担がかかっているのかをちゃんと把握するように意識しています。
 
食事に関しても気を遣っています。栄養のバランスはすごく意識するようになりましたし、砂糖がたくさん入っている炭酸飲料などは、オフのときであっても控えるようになりました。そういった意識はどんどん高まっていっていると感じています。