B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 
村上さんは、「自分の価値観は生まれ育った環境がつくる」と語ってくれた。その価値観は、役づくりの際にも必要になると言う。
 
 

俳優の楽しさ

 
役を演じるにあたって、自分自身を表現することは意識しています。台本に書いてない部分も想像を深めるんです。例えば、私が演じる役は、どのように生まれ育って今の人格になったのかなどですね。その中で、自分の経験や知識にもとづくもの、そこから湧き起こるインスピレーションを重ね合わせていく。そうすることで、演じる役に深みが出るのだと思います。
 
それに、私が表現できるのは、自分で納得のできるものだけだと思うんです。その役が何を考えているのかまったく理解できないようでは、“本物”を表現できません。だから、自身の根幹の部分をよく理解して、役と重ね合わせながら表現することが大切なのではないでしょうか。
 
俳優の仕事の楽しさは、そうして演じた作品を喜んでくださる方がいること。それはテレビドラマでも、映画でも、舞台でも同じです。『タンジー』で多くの方から嬉しい反応をいただけたように、私たちがつくり上げた作品を、一人でも多くの方に楽しんでもらいたい。それが私の楽しみにもなっているんです。
 
 
<インタビュー・文 中野夢菜/写真 Nori/ヘアメイク 宮本由樹/スタイリスト 中西ナオ>
スーツ \290,000(イザイア/イザイア ナポリ 東京ミッドタウン店)
ネクタイ \参考商品(イザイア/イザイア ナポリ 東京ミッドタウン店)
シャツ・チーフ・靴 スタイリスト私物
 
 
glay-s1top.jpg
村上弘明(むらかみ ひろあき)
1956年生まれ 岩手県出身
 
1979年、大学在学中にテレビドラマ『仮面ライダー(スカイライダー)』でデビュー。その後、『銀河テレビ小説』や『必殺仕事人』、『炎立つ』など数々のヒット作品に出演するように。テレビドラマ、映画、舞台問わず活躍の幅を広め、デビュー40周年を迎える現在も第一線での活躍を続けている。そのほか、岩手県PR特使「いわて☆はまらいん特使」に2014年7月5日就任。ドラマ仕立ての観光PR動画やポスター、「いわて物産展」でのトークショーなどに出演し、岩手の魅力を広めている。
 
 
 
(取材:2019年8月)

バックナンバー

最新記事

話題の記事