海外にもオンラインでそろばん指導!
AI時代こそ必要な思考力も養う教室
挑戦を続けながらそろばんの魅力を伝える

増田 私は、そこもそろばんの良いところだと思っています。検定は一度で終わるものではなく、次の級、次の段へと挑戦できます。合格することもあれば、うまくいかないこともある。それでも、また挑戦できるんです。誰かと比べて勝つというより、「前の自分よりできるようになった」と、自分自身の成長を確かめやすい。実際、1級などに合格した時の子どもたちを見ていると、それが大きな自信につながっていると感じます。そうした達成感を一つずつ積み重ねることが、自己肯定感にもつながっていくのではないかと思っているんです。
村田 なるほど!自分自身と比べる「自己比較」なんですね。「昨日の自分よりできるようになった」と実感できれば、自信にもつながりそうです。他人と比べる「他者比較」だと、きりがないですし、時には自信を奪われます。
増田 そうですね。検定という目標があることで、自分の頑張りがわかりやすいんです。練習して、挑戦して、できることを増やしながら、また次を目指す。自分の努力量も見えやすく、そうやって自分自身への挑戦を続けられることも、そろばんの魅力だと思います。
村田 スポーツや筋トレにも通じる部分がありますね。目標を一つずつクリアしていく経験が、次の挑戦へ向かう力になるのだと思います。

村田 77歳を超えても、新しいことに挑戦し続けていらっしゃるんですね。私の母も40年以上教師を続けていて、今も子どもと関わる仕事を楽しんでいるんです。高齢ですが非常に元気です(笑)。 今日のお話を聞いて、年齢を重ねても社会とつながり、自分の役割を持ち続けることの大切さをあらためて感じました。
増田 私にとって仕事は、自分を育ててくれたものです。仕事があるから学び続け、社会の変化にも目を向けてこられました。今は、会社を大きくすることだけが目標ではありません。この先「自分に何が残せるだろう」と考えた時、やはりそろばんだと思ったんです。私はそろばんを、長く日本で育まれてきた大切な文化の一つだと考えています。だからこそ、その良さを一人でも多くの方に知ってもらいたい。そろばんの魅力を次の世代へ手渡すために、私にできることを、これからも続けていきたいですね。
「仕事を楽しむ」とは‥
私にとって仕事とは、単なる労働ではなく、自分を育て、社会とつながるための“勤労”なんです。仕事をするために学び続ける中で、仕事そのものの楽しさも見えてくるのだと思います。
(増田 啓子)
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