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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

困りごとを一手に引き受け地域貢献
草刈りも空き家管理も担う便利屋

 

ネット通販の経験が集客に生きる

 
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宮地 便利屋とは、ずいぶん毛色が違いますね。ぜひ、これまでの歩みを詳しく教えてください。
 
菅野 会社員時代、製造業の会社で働きながら独立を考えていて、副業でネットビジネスを学んでいたんです。転機は東日本大震災でした。自分が被災したことをきっかけに、防災にも役立つアウトドア用品をネットで販売することにしたんです。次第にキャンプ用品が中心になり、コールマンの古い製品を専門に扱う通販サイトを立ち上げたんですよ。
 
宮地 ネット販売について、豊富な経験を積まれてきたのですね。古い製品を専門に扱うというのも特徴的です。
 
菅野 そうした経験を重ねる中で、次に目をつけたのがヨーロッパの老舗メーカーのビンテージストーブでした。この手のストーブは、燃料に圧力をかけて燃やす仕組みです。ゴムのパッキンが劣化して硬くなると、そこから燃料が漏れて圧力がかからなくなってしまいます。ところが、そのパッキンはすでに販売されていません。それなら自分でつくろうと、リペアパーツの製造も始めました。今では、部品をつくるための工具も自分で設計して、業者さんに製作してもらっています。
 
宮地 古い道具を使い続けるには修理も必要ですから、部品づくりまで手がけてもらえるのはありがたいですね。その事業と並行して、便利屋業を始められた経緯も気になります。
 
菅野 ネット販売の売れ行きが次第に落ちてきたことから、新たにエアコンクリーニングを始めたんです。そこから徐々に、アパートの空室クリーニングや空き家管理も手がけるようになりまして。「草が伸びているから刈ってほしい」といったご相談も増え、一つひとつ対応していくうちに、現在の便利屋事業へと広がっていきました。今は、自社のホームページを活用した集客に力を入れています。
 
宮地 これまでネット販売で培ってきた経験が、現在の集客にも生かされているわけですね。
 
菅野 ええ。ネット通販を長く経験してきたので、どのような情報を、どう見せればサイトを見た方が安心するのか、ある程度わかるんです。例えば草刈りは、依頼する段階では値段も作業の中身も見えにくいケースが少なくありません。ですからホームページには、そうした不安を少しでも減らせるよう、料金の目安や作業内容、現場の写真を掲載しているんですよ。
 
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