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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

夢と希望を未来に運ぶ
人を育てる軽貨物運送業

 

父親の言葉から始まった、軽貨物運送事業

 
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狩野 今お話をうかがっただけでも冨永社長が義理人情を大切にされていることが伝わりますよ。起業されたのはいつ頃なんですか?
 
冨永 2021年から、軽貨物運送業をスタートさせました。スタートから数年は個人事業主として取り組み、2024年に法人化して今に至ります。
 
狩野 運送業界というと、体育会系のイメージがあります。もしかして冨永社長も、何かスポーツをされていたのですか?
 
冨永 実は、小学1年生の頃から、サッカー漬けの日々を送っていました。プロを目指して、島根の立正大学淞南高校にも進学したんですよ。残念ながらプロサッカー選手になるという夢は叶いませんでしたが、サッカーに打ち込んだ経験は今でも活きていると感じています。
 
狩野 すごい、名門校のご出身なんですね。卒業後の歩みが気になります。
 
冨永 実は一度も就職したことがないんです。18歳までは寮生活でアルバイトも未経験でして・・・。卒業後は、飲食業界を5年ほど経験しました。歩合制だったので、スポーツと同じく“結果が全て”の厳しい世界でしたよ。
 
狩野 それはご苦労されたんですね。私も群馬県の高校を卒業してすぐに阪神タイガースに入団し、慣れない環境で大変だったことを思い出しましたよ。そこから起業されたのには、何かきっかけがおありだったんでしょうか。
 
冨永 子どもが生まれたことに加え、弟がサッカー選手として頑張っている姿を見て「自分も昼の世界で勝負しよう」と思ったことがきっかけです。ただ、誰かの下で働く選択肢は、私にはなくて(笑)。資金もノウハウもない中で、父に勧められたのが軽貨物運送の仕事でした。
 
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狩野 お父様のご助言があったんですか。運送業は未経験の仕事だから、最初は大変だったんじゃないですか?
 
冨永 事業を始めてしばらくは、正直、きつかったですね。一緒に始めた仲間が次々に辞めてしまい、孤軍奮闘していた時期もあります。独立して最初の年越しは、営業所で迎えたんですよ。それくらい目まぐるしくて、働き詰めの毎日でした。
 
狩野 そんな大変な日々を乗り越えて、今があるんですね。私も現役時代を振り返ると、楽しいことよりも、むしろ苦しかった経験のほうが強く記憶に残っています。ただ、そうした時間があったからこそ、今の自分があると感じていますし、その経験はこれからの人生にも必ず活きてくるものだと思います。