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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

地域の食と流通を支える
青果中心の貨物運送業者

 

新たな物流の形で業界の未来を切りひらく

 
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荻原 ここまでお話をお聞きして、お二人がスタッフさんたちを大切にしながら、新しいきのえ運送さんという組織をつくってこられたのだと感じました。
 
聖子 優秀なスタッフたちが頑張ってくれたおかげですよ。私は「仕事は人に始まり、人に終わる」と強く思っています。ドライバーやスタッフたちがわくわくする仕事や職場にしたいという思いは、私がこの会社の経営を受け継いだ時から変わっていません。というのも、先代である夫も「良い会社にしたい」という思いで動いていたんです。でも、ようやく流れが変わり始めた頃に急逝してしまいまして。その思いを、今度は私たちが形にしていかなければならないと強く感じました。
 
洋輔 私も小さい頃は、祖父母が運営していたこのきのえ運送を「最強の会社だ」と思っていたんです。でも、大学に進んでから一度実家を離れ、卒業して戻ってきた時に、会社経営の厳しい現実を知りましたね。
 
荻原 子どもの頃に見ていた会社の姿と、大人になって見えた現実にギャップがあったんですね。
 
洋輔 ええ。そこで、「これでは駄目だ。私たちの力でもう一度、地域に誇れる会社にしなければならない」と思ったんです。おかげさまで、現在では再び活気ある会社にすることができました。スタッフたちと腕相撲大会をするほど、社内環境も良いんですよ。会社組織ではありがちな派閥や人間関係の軋轢をつくらないように、細やかで大胆な人間関係の調整をしてくれている社長のおかげでもあるんです。
 
荻原 本当に素晴らしい関係性だと思いますよ。これからの目標についてもぜひ教えてください。
 
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洋輔 これまでの物流会社にはあまりなかった形にも挑戦していきたいですね。その一環として行おうとしているのが、1000坪の土地に建設する大規模な冷蔵倉庫なんです。これまでは荷主さんから仕事をいただいて運ぶ立場でした。でも、これによって荷物の管理まで担えれば、より新鮮な野菜を届けられるようになります。そうすることで運送だけではなく、物流全体を支える会社へ成長していきたいですね。
 
聖子 それに、売上の波に左右されにくい仕組みをつくることは、従業員の生活を守ることにもつながりますからね。安心して働ける環境を整えながら、新しい挑戦も続けていきたいです。
 
荻原 本日お話をうかがって、お二人の仲の良さやご家族ならではの信頼関係、そして何よりスタッフのみなさんを思う温かさが強く伝わってきました。だからこそ、きのえ運送さんには人が集まり、会社が成長していくのだと感じましたよ。物流は経済の血流でとても重要なお仕事です。新しい物流の形で業界を盛り上げ、ぜひ関東ナンバーワン物流を目指してくださいね! 私も応援しています!
 
 
 
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
人と人との信頼を大事にすることですね。人間関係が良好ならどんな仕事でも頑張れますし、それこそが仕事を楽しむことにもつながっていると思います。
(甲聖子)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 きのえ運送有限会社
■ 本社 〒315-0008 茨城県石岡市村上436-7
■ 群馬営業所 〒372-0033 群馬県伊勢崎市南千木町1733-3
■ 事業内容 貨物自動車運送事業/貨物利用運送事業/倉庫業
■ 設立 1969年3月
■ 従業員数 54名
■ ホームページ https://www.kinoeunso.co.jp/