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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

建築を学び現場を極める 越谷に根差した防水工事
明道防水 代表 明道涼真

 
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インタビュアー 石黒彩 (元モーニング娘。)
石黒 埼玉県越谷市を拠点に、防水工事とシーリング工事を手がける明道防水(ミョウドウ)さん。明道代表は大学で建築を本格的に学ばれた後、現場一筋12年のキャリアを積んでこられたそうですね。まずはこの道に入られた経緯を教えてください。
 
明道 建築家・藤森照信氏がつくる独創的な世界観に惹かれたのがきっかけです。ジブリのような建物に関わりたいという気持ちが出発点でしたね。大学は建築学科を専攻し、卒業後はゼネコンへ入社しまして。現場監督を務めていたところ、防水職人の方に仕事ぶりを認められ、「一緒にやってみないか」と声をかけていただいたのが転機となりました。アルバイト感覚でのスタートから気付けば12年。この仕事が自分に最も合っていると実感しています。
 
石黒 建築の理論を学んだうえで現場に入られたというのは、業界でも珍しいケースですよね。マンションや商業施設など、大きな現場も数多く経験されてきたとか。
 
明道 建物全体の構造を理解したうえで施工に入れる点は、私の強みになっています。ただ、ゼネコンの現場は複数の業者が同時に動くため、どうしても効率や工期が最優先されます。自分が丁寧に仕上げても、他業者の作業中に仕上がりが乱されることもあり不本意な引き渡しも少なくありませんでした。
 
石黒 細部まで妥協したくないというこだわりが、明道代表を独立へと向かわせたのでしょうか。
 
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明道 自分一人で責任を持ち、最初から最後まで完結できる環境で仕事をしたかったんです。個人的には、単に作業をこなす職人と呼ばれることへの違和感もありました。むしろ、繊細で芸術的な施工を徹底的に突き詰める、作家のような姿勢で建物に向き合いたいと考えています。スケジュールに追われるのではなく、より良い作品をつくるための独立でした。
 
石黒 独自の哲学を持って現場に立たれているのですね。ところで、防水工事の大切さは一般の方には伝わりにくい面もあります。メンテナンスを怠ると、建物はどうなってしまうのでしょうか。