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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

金融40年のプロが伝授
4歳から学ぶお金の知識

 

子どもたちがお金の大切さを実感するために

 
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荻原 あらためて、小さなお子さんでも学べるセミナーの内容について教えてください。
 
大谷 私共はキッズマネースクールと題して、幼稚園の年中から小学4年生までのお子さんと保護者の方を対象に開催しておりまして。この中では、紙芝居やイラストなども交え、親子で楽しく遊びながらお金について学ぶことができます。例えば、「お店屋さんごっこ」を通じて子どもたちに「働くことで賃金が得られる」という社会の仕組みを教えるだけでなく、仕入れや開店準備、お金の計算、販売といった、実際の仕事の流れを体験してもらうことで、いかにお金を得ることが大変なのかがわかるようにしているんです。
 
荻原 お金を得るための大変さを身をもって知れば、お金に対する感謝の気持ちも湧くでしょうし、自然と無駄遣いも減りそうです。
 
大谷 そうですね。それに大事なのは、現金による取引でお金の動きを実感することだと思います。近頃は電子マネーによるキャッシュレス決済が一般社会にも広く浸透してきましたよね。中でもスマートフォンのアプリで手軽に決済できるQRコード決済サービスの普及により、現金を伴わない取引が増えています。特に最近では、子どもへのお年玉も電子マネーで贈るというご家庭も少なくありません。しかし、当然ながら電子マネーは手元に実物がなく、お金の増減をデータ上で確認するだけなので、お金を扱っているという実感が湧きにくいんです。
 
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荻原 確かに、子どもがスマホゲームで際限なく課金してしまって問題になるケースなども度々耳にします。そのような問題が起きてしまうのも、子どもたちが大事なお金を扱っているという実感がないことも理由の一つではないでしょうか。
 
大谷 その通りだと思います。さらに最近では、子どもが欲しいものはその都度買い与えていて、子どもに毎月のおこづかいを渡しているというご家庭も減少しているんですよ。そのため、子ども自身が買い物に行く機会も減り、お金の計算をしたり購入計画を立てたりなど、お金のやりくりをしなくなってしまうわけです。そこで私は、キャッシュレス決済が一般化した現代だからこその、おこづかい制度の在り方なども教えています。
 
荻原 私は倹約家の家庭で育ったこともあって、自身の子どもたちにもお金の使い方や大切さを日頃から教えるようにしているので共感します。手軽さや便利さも大事ではあるものの、お金そのものの大切さは早くから実感として得ておくべきですよね。