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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

できない作業はない!
内外装のリフォーム会社

 

福祉現場の悩みに応える本当に必要な施工

 
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石黒 さまざまな業務を手がける中で、最近ではどのようなご依頼が多いんですか?
 
玉置 最近増えてきていると感じるのは、福祉施設や高齢者住宅のリフォームのご相談ですね。実は妻が現役の介護福祉士でして、専門的な視点から助言をもらえるのが大きな強みなんです。お客様への説明に同行してもらうこともあり、介護の知識を踏まえて補足してくれるので、より安心していただけていると感じます。
 
石黒 それは心強いです。実は私も、祖母の介護をしていたとき、手すりひとつとっても「こんな位置にも必要なんだ」と驚いた経験がありました。自分が思っていたより低い位置や、トイレの入口付近など、想像していなかった場所に手すりが必要で、介護を受ける本人の気持ちにならないとわからないことが多かったんです。
 
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玉置 まさにそうなんですよ。一般的な施工ルールだけで判断してしまうと、業者から「そこには手すりをつけられません」と断られてしまうことがあるんです。でも本当に大切なのは、ご本人が転倒せず安全に、なおかつ安心して動けるかどうかですよね。私は実際に利用者の方と一緒に現場で確認し、握りやすい高さや角度などを微調整しているんです。
 
石黒 その人に合わせてオーダーメイドでつくってくださるとは、利用する方にとってありがたいと思います。
 
玉置 しかも、私は解体やリサイクルの仕事も並行していて、古物商の資格も持っています。福祉リフォームの必需品である手すりや備品でも、状態の良い再利用品があれば、費用を大きく抑えることもできるんです。新品にこだわらず、必要十分なものを提案するように心がけています。