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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

“人看る”温かい場所で
笑顔をつなげる訪問看護

 

笑顔の循環を生み出す訪問看護ステーション

 
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狩野 中辻󠄀社長とお話をしていると、自然とこちらも表情が柔らかくなります。利用者さんも、その素敵な笑顔に会えるのを楽しみにしていらっしゃるんだろうなあ。
 
中辻󠄀 狩野さんにそうおっしゃっていただけて光栄です! 実は、「ひとみる」のキャッチコピーを考えたとき最初に浮かんだのが“笑顔”でした。病院では医師中心の体制が強く、他職種が意見を出しにくくもあります。でも本当のチームケアには、看護師・リハビリ・ケアマネ・家族、多様な視点が必要です。それぞれが意見を出せるチームには、自ずと笑顔が生まれやすいと思います。
 
狩野 プロ野球の現場でも同じことが言えます。昔は監督の意見が絶対でした。でも、今はトレーナーや選手の声を尊重する時代です。関わる人が対等に意見を言えるチームが強いですよね!
 
中辻󠄀 強いチームにするには、働きやすさも大事です。だから私はスタッフの看護観を尊重し、直行直帰もOKなど働きやすい体制にしています。自分の時間を大切にできることで、利用者様にもより親身なケアができる。スタッフが笑顔でいられることが、利用者様の笑顔にもつながると信じています。
 
狩野 スタッフさんの笑顔が利用者さんの笑顔につながる。働く人が幸せでいることが、サービスの質を高める一番の原動力なんだと感じます。逆も然りですよね。
 
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中辻󠄀 そうですね。利用者様、そのご家族、働いてくれているスタッフ、そして地域の方々。一人ひとりの笑顔の循環を生み出す、看護ステーションでありたいです。
 
狩野 まさに、「笑う門には福来る」ですね。笑顔で働ける職場は、自然と良い風が吹き込むものです。これからの展望をお聞かせください。
 
中辻󠄀 今は香芝市を拠点に、できる範囲で丁寧にサービスを続けたいと思っています。将来的には、もっと多くの人が安心して「家に帰る」という選択ができるよう、地域の医療連携を強化したいです。医療依存度の高い人でも「帰れるよ」と言える社会にしていきたいというのが私の夢ですね。
 
狩野 私も父が病気になって初めて、訪問看護の意義を強く感じたんです。自宅で最期まで生きる、という選択肢を知らない人もたくさんいます。もっと若い世代にも、訪問看護のサービスを知ってもらいたいです。これからも、地域に笑顔を生み出すために頑張ってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
利用者様に喜んでもらうために、「どんな話をしようかな」「こういうケアを提案してみよう」と考えることがとても楽しいです。スタッフみんなでそういったことを考えながら、意見を言い合う。そのプロセスも仕事の楽しみの一つになっています。
(中辻󠄀美香)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社ひとみる/訪問看護ひとみる
■ 本社 〒639-0234 奈良県香芝市狐井310-7
■ 事業内容 訪問看護
■ 設立 2025年7月
■ 従業員数 6名