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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

常に笑顔の不用品回収で 顧客の心に虹をかける!
にじファクトリー 代表 森治彦

 
プロフィール 埼玉県出身。自動車の板金工場を営む父の後を継ぐために高校卒業後は専門学校に進学するも、病気療養のため退学。その後、産業廃棄物処理の企業に就職した。同じ会社で24年にわたって経験を積む。健康診断で血液に異常が見つかり精密検査をしたところ、白血病が発覚。服薬で進行を抑えながら、幼少期からの社長になる夢を叶えるべく、一念発起して2025年9月に起業を果たした。
 
 
 
遺品整理と不用品回収で、人々の暮らしを支える――。2025年9月に創業した埼玉県深谷市・にじファクトリーの森治彦代表は、笑顔を絶やさない接客と低価格の回収、高価格の買い取りで評判を高めているところだ。業界歴24年の信頼で「散らかっている家を片付けて、お客様の心に虹をかけたい」と朗らかに語る森代表。順調に船出した背景には、自身の病気と苦難に立ち向かう覚悟があった。
 
 
 

白血病に挑戦する背中を押されて起業!

 
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インタビュアー GG佐藤(元プロ野球選手)
GG佐藤 埼玉県深谷市の拠点を置くにじファクトリーさんの事業内容は、遺品整理・不用品回収だそうですね。創業は2025年9月とうかがっています。まずは、独立開業の経緯をうかがいましょう。
 
 私は19歳から24年にわたって、産業廃棄物処理の仕事を続けてきました。あまり人に話していないのですが、実は勤めていた会社の健康診断で血液に異常が見つかり、精密検査をしたところ白血病だとわかったんです。自覚症状はなかったものの、白血病というと死に直結するイメージがあるので、妻と小さい子どもがいる私は覚悟を決めました。
 
GG佐藤 これは驚きました! でも、今の森代表は元気いっぱいに見えます。
 
 白血病には急性と慢性があり、私は慢性白血病で、これは服薬で進行を抑えることができるんです。ただ、病気がわかったことで、子どもの頃からの「いつかは社長になりたい」という夢が再燃しまして。一念発起し、43歳で起業に踏み切りました。やりたいことがあるなら挑戦すべきだと、病気が教えてくれたんです。