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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

空き家を活用し民泊に
商店街の再生にも挑戦!

 
 
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鶴見 まさに、それが弊社の目指す最終的な目標なんですよ。日本の商店街は経営者の高齢化や後継者不足でシャッター街になるか、個人商店が減りチェーン店ばかりになっている状況です。この課題を解決するために、弊社で空き店舗も借り上げて、集った正社員が共同経営者に就任し、それぞれが独自の事業を展開していく、といった未来も考えているんですよ。
 
 商店街の活性化と同時に、空き店舗の課題解決、独立支援も叶えられると。多くの方を幸せにする、素晴らしい事業ですね!
 
鶴見 そう言っていただけると嬉しいです。自力で店舗を経営するのは高いリスクが伴いますが、弊社であれば社員として給料が保証されながら、趣味や特技を生かした業態、例えばベーカリーや洋菓子店、駄菓子屋などに挑戦してもらえます。その中で思い描いているのが、店舗ごとの特徴を活かした体験イベントですね。ただモノを売るのではなく、“コト体験”も取り入れて商店街を元気にしていきたいんですよ。
 
 例えば、パンやケーキ、駄菓子づくり体験ですね。駄菓子屋は近年減少していっていますし、駄菓子の良さ、つくる楽しさを子どもたちに感じてもらえる良い機会だと思います。コトを通じて商店街を再生するという鶴見社長の発想は素敵ですよ!
 
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鶴見 ありがとうございます。さらに全国には、まだまだその街独自の伝統工芸などが残っています。そこで、年配の職人さんを招いて講座を開くことができれば、世代交代をうながすこともでき、地域の活性化を後押しできると思うんです。実際、昨今は社会のデジタル化が進む一方で、体験型のビジネスモデルが成功しています。ですので私は、モノよりコト体験で文化を残したいですね。
 
 人と人との交流が盛んだった昔の下町を取り戻すためには、空き家にある不用品の回収や、遺品整理を行う会社と連携していかなければいけませんよね。また、資金集めが必要だと思います。クラウドファンディングを導入してはいかがでしょう?
 
鶴見 それはいいアイデアですね! この仕事を一人で成し遂げることはできません。ですからぜひ、私と同じ志の仲間を見つけ共に行動していきたいですね。ちなみに現在も、自治体や不動産業界の仲間から空き家の情報を募っています。今後はリフォーム、ハウスクリーニング、行政書士など、空き家再生事業に欠かせない専門家の方々にも協力をお願いし、独自の地域創生モデルを全国に展開していけるよう頑張ります!
 
 目標に向かって邁進する鶴見社長の姿は非常にかっこいいですよ。綿密に計画を立てて着実に進んでいますし、多くの人の夢である下町再生事業ですから、必ず達成できると思います。これからも応援していますね!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
自分らしさ、得意分野を活かせる仕事に就くこと。社会の課題を解決し、誰かの役に立つ実感を持つこと。多様な仲間や、地域活動を行う方々と一緒に事業を盛り上げること。自分自身がわくわくできる、人生を豊かにできる仕事に就くこと。この4つを大事に取り組めば、楽しさは何倍にも膨らむと思います。
(鶴見圭一)
 

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