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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

人材不足に悩む事業者と
外国人の就労をサポート

 

情熱を分かち合える仲間と未来をつくる

 
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石黒 上野社長の人や地域に対する熱い思いが伝わってきます。そんな上野社長が、お仕事の中で特に大切にされていることは何ですか?
 
上野 一緒に働いていて楽しい人と、情熱を持って取り組むことです。先ほども言ったように、利益の追求は必要です。しかし、仕事を「やらされている」と感じる状態では長続きしませんからね。自分自身が心からやりたいと思えることに情熱を注ぐのが、私のスタイルなんです。
 
石黒 だからこそ今日も、スタッフさんのために遠方まで駆けつけておられたんですね。今後については、どのようにお考えでしょう。
 
上野 まずは、100人の外国人材を支援・紹介することが直近の目標です。ただ人数を増やすのではなく、一人ひとりに向き合い誠実に積み重ねていきたいですね。というのも、もともと私はカンボジアに学校をつくることが夢で、教育学部で学び、いつか海外で教育に関わりたいと思っていたんです。しかし、さまざまな事情が重なって、一度は断念してしまいました。でも、今こうして人材ミライを通じて海外の方を支援できているのは、その夢が形を変えて実現しているようにも感じるんです。
 
石黒 海外の人たちをサポートするという本質は同じというわけですか。
 
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上野 はい。人材ミライが信頼され、「ここを通じて日本で働けばうまくいく」と思ってもらえるようになれば、多くの人の未来、人生の選択肢を広げるきっかけになれると考えています。
 
石黒 まさに、ご自身の夢への再挑戦でもあるんですね。
 
上野 そうなんです。この事業を通じ、「誰かが幸せそうにしている姿を見ることこそ私自身の幸せ」と、あらためて感じました。この仕事が誰かの笑顔につながっていると感じられることが、一番のやりがいですね。さらに私は、事業を通じて日本社会・農業の根本を変えたいと思っています。クリーンな優良企業とのお取り引きのみを続けていれば、弊社の存続は可能でしょう。しかし、私はこれまでブラックな農家もたくさん目にしてきました。ブラック農業の実態から目を反らし続けていては、問題となっている外国人技能実習生の失踪も止まりません。会社の利益を追求するだけでなく、こうした現状を改善することも弊社の使命として、真摯に取り組んでいくつもりです。
 
石黒 上野社長の「人の役に立ちたい」という思いが、地元での原体験とつながり、今こうして形になっていることに感動しました。情報が多様化する中で、求人に悩む企業や、「働きたいけどどうしたらいいかわからない」という外国の方も多くいると思います。これからも人と企業、そして地域社会をつなぐ存在として、多くの人をサポートしていってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
私の大切な仲間や、この仕事にかかわる方々が幸せになってくれること。それこそが私自身の幸せであり、仕事の楽しみでもあります。
(上野真路)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社人材ミライ
■ 本社 〒330-0845 埼玉県さいたま市大宮区仲町3-89 タカハシビル303
■ 事業内容 職業紹介事業/外国人就労者サポート事業
■ 設立 2024年6月
■ 従業員数 5名
■ 主な取引先 株式会社クールコネクト/T Accelerator株式会社
■ ホームページ https://jinmira.com/