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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ビザ申請から共生社会へ
国際業務専門の行政書士

 

外国人にとっての縁の下の力持ちでありたい

 
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亀山 ところで、私も現役時代に外国人選手とプレーしてきました。そのときに困ったのが言葉によるコミュニケーションが難しいことです。複雑な書類の申請ではなおさらでしょう。
 
木村 確かに、日本と外国では、言葉や制度、文化、習慣に違いがあるため、時には誤解やすれ違いが生じることもあります。しかし、多くの問題は言葉の壁に起因していると感じます。当事務所には中国・台湾出身のスタッフが在籍しており、中国人のお客様も言語面で困ることはありません。制度や習慣についても、「日本ではこういうルールがあります」と、納得いただけるまで丁寧にご説明しています。
 
亀山 それが可能になるノウハウと根気をお持ちだからこそ、大勢の外国人が木村国際行政書士法人さんを頼りにするのだとよくわかります。
 
木村 ありがとうございます。毎日多くの外国人の方と接する中で感じるのは、国や地域の違いよりも、人それぞれの考え方の違いのほうが大きいということです。だからこそ私は、言葉や文化の壁を越え、スムーズに申請できるようワンストップの支援を心がけています。新しい生活を始める外国人の方々の力になれるよう、これからも“縁の下の力持ち”として国際業務に取り組んでいきたいと思います。
 
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亀山 最近は、日本で働く外国人を危険視する風潮が強まっているのが残念ですよね。
 
木村 そう思います。少子高齢化が進む日本では、すでに外国人の力なくして社会は成り立たない状況にあります。今後、外国人の受け入れをさらに制限すれば、日本は働く場として選ばれなくなり、結果的に日本人自身が困ることになりかねません。
 
亀山 それは日本人にとっても外国人にとってもマイナスですよね。
 
木村 まさにその通りです。だからこそ、私たち一人ひとりが、外国人を“共に社会を築く仲間”として捉える視点が大切だと思います。制度や意識が少しずつでも変わっていけば、日本はもっと多様性を活かせる国になれるはずです。