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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

本音で向き合う弁護士が 風のごとく問題を解決!
まつ風法律事務所 代表 松本淳

 
プロフィール 奈良県出身。大学を中退後、飲食、音楽、ITなどさまざまな業界で経験を積む。35歳で再び大学に入学し、宅地建物取引士の資格を取得した。さらに、弁護士の道を目指して大阪経済法科大学法学部、同志社大学法科大学院で学び、司法試験に合格。京都の弁護士事務所で勤務した後、2024年5月に独立してまつ風法律事務所を開業した。インターネットや不動産のトラブルを得意としながら、さまざまな顧客の相談に寄り添っている。
 
 
 
飲食から音楽・IT業界へと次々に活躍の場を変え、あらためて入学した大学で宅地建物取引士の資格を取得。その勢いで弁護士を目指し、苦労を重ねた末に司法試験に合格した変わり種の弁護士。それが大阪市中央区のまつ風法律事務所・松本淳代表だ。さまざまな業界での経験と法曹人としての知識を活かし、依頼者の相談に乗っている。依頼者の本心を引き出し、とことんまで寄り添うことを大事にしているという松本代表の、仕事への思いに迫った。
 
 
 

苦労を乗り越えてたどり着いた弁護士の道

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 大阪市中央区のまつ風法律事務所さん。まずは松本代表のプロフィールから教えていただけますか。
 
松本 私は大学に進学したものの中退しましてね。その後は料理人になったのですが、仕事のキツさに音を上げて数年で辞めてしまいました。次に、大好きだった音楽の世界に飛び込んで、なんとなくフラフラと人生を送っていました。しかし30歳のときに「このままではいけない」と心を入れ替えてITの会社に入ったんです。そこではアプリの開発や運営に携わり35歳で再び大学に入りました。
 
畑山 弁護士としては異例の歩みですよね。再び大学に入ってからのキャリアも気になります。
 
松本 大学に戻ったのは勉強して何か資格を取得したいという目的があったからです。ところが一ヶ月ほど勉強しただけで宅建士試験に合格できたんですよ。そのタイミングで恩師から勧められたのが弁護士への道でした。自分でも勉強の才能があると思った私は大阪経済法科大学法学部、同志社大学法科大学院で学びました。ただ、才能があるというのは勘違いで、5~6年ほど大変な苦労をしました(笑)。
 
畑山 それでも実際に弁護士になったのですから、勘違いではなかったと思いますよ。
 
松本 ありがとうございます。司法試験に合格して2022年に弁護士登録してからは京都の弁護士事務所で勤務しました。しかし、若い頃から独立心が旺盛だったので2024年5月に独り立ちして当事務所を開業したんです。