
村田諒太(元ボクシングミドル級世界王者)
RUIKI 尊敬する村田さんにそう言っていただけると光栄です。「初心者こそ最高の環境でトレーニングをしてもらいたい」という想いで設備を整えました。実は私自身、中学時代は体重が120kgもあって、運動が大嫌いだったんです。
村田 120kg!? 今のスタイリッシュな姿からは想像がつかないですよ! どんな歩みの末に、このジムを設立するに至ったかを教えてください。
RUIKI 設立に至る根底には、中学時代に太っていたせいで酷いいじめを受けた経験があります。状況を打破するために自分を変えたい。その一心でボクシングジムの門を叩きました。そこでの努力が実り、痩せるだけでなく筋力トレーニングも組み合わせることで体を鍛えられて身も心も強くなれたんです。その経験が私に自信と自分の居場所を与えてくれました。自分の行動ひとつで人生が変えられることを知った私は、社会人になってからは「20代のうちにいろいろな人生経験を積もう」と決意してアメリカへ渡り、紆余曲折あってラスベガスにたどり着きました。
村田 私も以前、ラスベガスに住んでいた経験があります。日本とは比べものにならないくらい、物価が高くて大変でした。


対面からマスボクシングを楽しむ両氏
村田 地下格闘技のご経験まであるとは、壮絶なサバイバル体験ですね・・・。
RUIKI アメリカでは本当にたくさんの経験ができました(笑)。しかも帰国後には、映画『シン・ゴジラ』の撮影に関わるご縁もいただいたんです。思った以上の大役で、昔から大好きだったゴジラの映画作りに携わるという自分の夢が叶ったので、 今度は「人のために何ができるか」を考えました。それで生まれたのがこのジムなんですよ。