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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

洗練された塗装技術で 社会に豊かな彩りを!
有限会社沼田塗装店 代表取締役社長 沼田亮

 
プロフィール 神奈川県出身。高校卒業後、鉄道車両をつくる会社に勤務した後、父の勧めにより家業に入る。その後、塗装技術を極め、全国建築塗装技能競技大会で日本一に輝いた。塗装業のみならず大工・建築士などの資格も取得し、研鑽を重ねた末、2023年に(有)沼田塗装店の代表取締役に就任。「地域と共に彩りのある社会価値を創出する」をモットーに、塗装業を通じて社会貢献に努めている。
 
 
 
有限会社沼田塗装店は良い仕事をするために、知識・技術・経験を大切にしている。3つの要素のうち、どれか一つでも欠けてしまえば、顧客を満足させることはできない。今年、2025年で創業75年の歴史を持つ会社を支える3代目の沼田亮代表取締役社長は、先代、そして先々代が築いてきた地域からの信頼を守り、住まいの困り事に真摯に対応してきた。塗装を通じて地域に豊かな彩りをもたらす、それが沼田社長の使命である。
 
 
 

葉山で75年、愛され続ける老舗塗装店

 
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インタビュアー 名高達男(俳優)
名高 葉山で75年の歴史を誇る有限会社沼田塗装店さん。本日お話をうかがうのは、3代目として常に新しいことにチャレンジしていらっしゃる沼田社長です。3代目ということは、創業されたのはお祖父様でしょうか?
 
沼田 はい。創業当初は、沼田塗料商会という塗料販売店としてスタートしたんです。それが、地元である葉山で塗装の依頼をいただくようになり、町のペンキ屋さんとして地元の方々にご愛顧いただけるようになりました。そこから父、そして兄と私が引き継いできて、現在は創業75年目になります。
 
名高 沼田社長も、小さい頃から家業を継ごうと思っていらっしゃった?
 
沼田 いえ(笑)。社長の息子と呼ばれるのが不本意だったので、家業は継がないと心に決めていたんです(笑)。
 
名高 そこから、どうして3代目になろうと思われたのでしょう?
 
沼田 前職で将来について悩んでいたとき、父から「うちに来ればやりたいことをやらせてやる」と声をかけてもらったんです。継ぐべき家業があることも一つのチャンスだと考え直し、思い切って入社することにしました。